DON’T LOSE HOPE（希望を失わない様に…）
『一歩踏み出すことが
希望への扉を開くこと』
「前に進めばいい…」
というのは簡単に使う言葉である。
前に広がる道が平らであればいいが、
坂道や砂利道、
また、曲がりくねった道に
獣(けもの)道もある。
更に、
上り坂に下り坂の峠があり、
挙げ句の果てに、
危険な谷間の道だってある。
「不安は情熱を高め
安定は情熱を殺す」
とプルーストは語っているが、
不安に心を奪(うば)われ、
情熱が高まるどころか、
恐れと失望感に
襲われることだってある。
モーセは、
自分とイスラエルの民の背後に
殺意をもって攻めてくる
エジプトの軍勢と、
目の前に広がる紅海の
板挟(いたばさ)みになって、
絶望感に打ち萎(しお)れるのである。
されど、不可能を可能に…
また、無から有をもたらす
大いなる方に信頼を置いて
前に一歩を踏み出した時に、
紅海を割って道が開かれたのだ。
魂のロッカーは、
「わたしが道である」
と今日もあなたに語っている。
また、THE BIBLEは、
「強く雄々しくあれ…
わたしは新しいことをする…」
と励ましを与えてくれている。
「荒野に道…
また、荒地に川が設けられ、
更に、大いなる方の霊が注がれると、
荒野が果樹園となり、
果樹園が森と
見なされるようになる…」
とある。
無理だと思った時にこそ、
扉は開かれる。
駄目だと途方に暮れた時にこそ、
新たな道が開かれる。
絶望は希望への道しるべであり、
「もう、お終(しま)いだ…」
と思った時にこそ、
人知を越えた存在がいることに
気づけるのだ。
何があっても希望を捨てないことだ。
たとえ四方八方がふさがっていても、
必ず｢脱出の道を備える｣と
約束してくれている大いなる存在を
忘れないことだ。
今日という日があなたにとって、
新たな一歩を
踏み出せる日であります様に…
『雲に被われた大空の上には
太陽が輝いている…
故に希望を失わない様に』
アーサー・ホーランド
2016.9.7
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