END OF THE YEAR（年末）
『愚痴ることはある。
また、ののしり合うことも…
それでも一年の最後は
ありがとう…を忘れないことだ』
年の瀬も押し迫って来た…
忘年会のシーズンでもある。
みんなと共に
飲んで食べて騒ぐのもいいが…
この一年を振り返り、
色々なことを味わった己と
向き合うひとときを持つことも
忘れないことだ。
「禍福(かふく)は
糾(あざな)える縄のごとし」
ということわざがある。
二本の束ねた藁(わら)を
交互にねじることによって
強い縄となって行く様に、
今年起った様々な嬉しいことや、
また、悲しいことも、
あなたという存在を更に魅力的な
逞しい人として成長させてくれる
尊い体験であったことを
心に留めて置きたいものである。
嘆くことはあるだろう…
それも己の魅力を
更に増すための出来事であった
と信じて感謝するといい。
苦しいことや切ないこと…
また、思い出したくないことも、
全てはあなたが
人間味ある者となるための
肥やしと受け止めて、
大いなる方に
「ありがとうございました…」
と祈ることも、
あなたが新年を迎えて
更に飛躍するための
大切なエネルギー源となる。
否定的になることが
いけないのではない。
誰であれ、生きている限り
平和のない忍耐が求められる
娑婆という戦場で戦っている。
愚痴が出たり、
また、言わなくてもいいことを言って
問題を招いてしまったり、
自分の器の小ささ故に
ののしり合ったり、
また、争い合ったり
してしまうのである。
色々あった一年であるが、
一生懸命に生きた自分に対して
責め立てるよりは、
「お疲れ様…
今年も色々あったね…
よくやったよ…」
と優しく声を掛けてあげるといい…
魂のロッカーは、
「心の貧しい者は幸いである。
真の喜びはその人のものだから…
また、悲しむ者は幸いである。
その人は慰められるから…」
と謳っている。
今日という日があなたにとって、
「ありがとう…」
といえる日であります様に…
『不平不満は
生きている限りあるだろう…
それでも一日の終りに
「ありがとう…」
と締めくくればいい…』
アーサー・ホーランド
2016.12.9
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