COUNT YOUR BLESSING（恵みを数えてみよ）
『損得で一年の
善し悪しを計るのではなく
天からあなたに注がれた
恵みを数えて感謝することだ』
あなたが何かを成し遂げたから
凄いのではない。
あなたが今、
存在していることが凄いのだ。
浮世では、
「いくら儲(もう)けたのか…
どれぐらい
会社の業績を上げたのか…」
と数字や数値の結果によって
仕事の善し悪しを計ってしまう…
娑婆は戦場になり、
人は戦士の様に
自分以外の敵にいかに勝利したのかが
問われるのである。
やれ、勝ち組だ…
また、負け組だ…と
何でも彼でも
勝った負けたで喜ぶような
薄っぺらい人間にならないことだ…
競(きそ)い合うことが
いけないのではない。
人がいる限り、互いに切磋琢磨し、
それによって己の中にある
可能性が引き出され、
自分自身の成長や自立に役立つことは
間違いないことである。
然れど、思い通りに行かず、
自分を卑下してしまい…
「もっとできたはずなのに…」
と己を責め立ててしまっては、
あまりにも残念である。
片寄った見方をするのではなく、
もっと物事を総体的にみることだ。
「すべてが駄目だったのでは
ないはずだ…」
と失敗したことだけを見るのではなく、
自分が勇気をもって挑戦したこと…
そこで学んだことや気づかされたことを
思い出してみるといい…
「失敗は成功のもと…」
とある様に、
否定するだけではなく、
肯定できることも必ずある。
たかが勝負、されど勝負だろうけど、
それがあっても、またなくても、
日は上り、また日は沈むのである。
人生70年80年と言えども、
29,200日。70万800時間。
42,048,000分である。
時々刻々と時は進んで行く…
限られたいのちではあるが、
その｢体｣という土の器の中に
宝なる魂があることを
忘れてはならない…
過ぎ去った過去の失敗や
挫折を悔やむよりは、
それを己の成長のための
肥やしにして行くことだ…
今年一年の幕も
いよいよ下りようとする中…
新年を迎えるにあたって、
「見よ
わたしは新しいことをする…」
と大いなる方が語ることばを
心に止めたいものだ。
そしてこの一年を振りかえって、
己の失敗以上に
天から与えられた多くの恵みに
｢ありがとう…｣と感謝することを
覚えたいものである。
今日という日があなたにとって、
この一年間に与えられた多くの恵みに
感謝できる日であります様に…
『駄目出しはほどほどに…
それ以上に｢よくやったね…｣と
自分を褒(ほ)めてあげることだ』
アーサー・ホーランド
2016.12.29
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