FAME（名声）
『名声は何かを成し遂げたから
得るのではなく、
その人の思い遣りある生き方が
及(およ)ぼすもの…』
「もっと勉強しなさい…」
と誰かに対して、
自分が何でも分かっているかの様に
偉そうに言うことはない…
どこそこの学校を出て、
其れ相当の学歴があるからといって、
その人が賢いとは限らない。
学校で勉強しようがしなかろうが、
大切なのは心の持ち方である。
THE BIBLEには、
「心に喜びがあれば顔色をよくする。
心に憂えがあれば気はふさぐ…」
とある。
心が豊かな者は、
その人の表情や生き方に
必ず現れてくる。
何でも知っていると思い込んでいる
論語読みの論語知らずが
世の中にはいる…
数字や数値にとらわれ、
何でも結果で人の能力を計る娑婆は、
弱肉強食の世界である。
素敵な家に住み、
また、いい車に乗り、
そして、高級ブランド品を身に付け、
ハイクラスのレストランで
おいしいものを食べているから
幸せを得ているとは限らない…
「名声は大いなる富にまさり、
恩恵(おんけい)は銀や金よりもよい」
とソロモンの箴言は謳っている。
本当の名声は、
名を売った結果から
得られるものではない。
それは過去の肩書や業績や成績で
自分の存在価値を計ることでもない。
己が生き動き存在できるのは、
親、また祖父母、そして先祖、
さらにその上におられる
天地万物、また人を創造してくれた
恵(めぐ)み深い大いなる方の
おかげであることを忘れてはならない。
「わたしはある」
と言われた創造主のおかげで、
今の自分という存在があるのだ。
また、この方によって
天にはあなたの名は
すでに覚えられていることに
感謝と誇りをもつことである。
それは自分に対しての尊厳が
周りの人をも尊いと受け止めて行く
心をめばえさせてくれる。
本当の財産は金や銀の富ではなく、
あなたに天から今日も注がれている
大いなる方の恩恵である。
心にその恵みを受け止めて、
その祝福を周りの人に
分け与えて行くことこそ、
本当の意味で
財産や名声を残すことなのだ。
今日という日があなたにとって、
心に豊かさと恵みを
感じとれる日であります様に…
『何においても
情けという味つけを
忘れないことだ…』
アーサー・ホーランド
2017.1.14
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