『DELIVERANCE』(脱出への道)
「生きていれば問題はつきもの…
然れど必ず脱出への道は開かれる」
望んではいない闇の中に
沈んでしまうことがある…
そんな時は不安に
駆られてしまうものである…
暗い迷路の中で
出口をさがそうとしても
一行にみつからず、
もがけばもがくほど深みにはまり、
立ち直ろうとしても
敗北感に打ちしおれてしまう…
そんな時には人からの励ましも、
また慰めも、焼け石に水の様に
何の助けにもならない…
生きていることが只、辛くなり、
何をしても前向きになれず
否定的な思いが
己を支配してしまうのである。
どうにもならない己を卑下し、
人との関係も上手く行かず、
誰かの親切も素直に
受け止めることが出来ずに、
人からの思いやりでさえ
余計なお世話に
成り下がってしまう…
だからといって
己を責め立てても
何の益にもならない。
己を己自身が
かえりみてあげることである。
眠れぬ夜を過ごしても
あなたは決してひとりではない…
十字架に架かり、死なれ、
よみがえられた魂のロッカーは
あなたの切なさ、また辛さ…
そして「もう駄目だ…」と
ため息をついて嘆く
あなたの気持ちを
すべて知っていてくれる…
暗黒の只中で
うなだれているあなたを
見捨てることなく傍らに…
共にいてくれている…
THE BIBLEの中には
嵐の中、荒れ狂う湖の上で
沈みそうになっている小舟を
必死に漕(こ)いでいる弟子たちに
「わたしだ…恐れることはない…」
とJESUSは湖の上を歩いて
彼らに歩み寄られたとある。
あなたが孤独の中にあっても
決してひとりではない…
闇夜が覆(おお)っても
希望の光は無くなりはしない…
闇の中に輝く光なる方は
今、あなたの傍(かたわ)らに…
また中(うち)に…
共におられることを
忘れてはならない…
救いが必要な時にこそ
救いは必ず与えられる。
大いなる方はあなたに
耐えられない試練を
決して与えたりはしない…
必ずそれにともなう
脱出への道をも備えてくださる。
今日という日が闇の中に光を
見出せる日となります様に…
『文句を言うだけ言えばいい…
愚痴もこぼせるだけこぼせばいい…
ふところの深い方は
あなたの辛さ、痛みを
誰よりも知っていて、
必ず万事を益にかえてくださる』
アーサー・ホーランド
2019.6.1
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