『DO WHAT YOU CAN』 (できることをやる)
「自分にもまわりにも先ずはできることをやればいい。」
我慢の限界を超えると堪忍袋の緒が切れる。
人にはそれぞれの限度がる。
十把一からげ(じっぱひとからげ)の常識は
全ての人を満足させることはできない。
数値や数字だけで人を納得させることはできない。
なんの苦痛も感じていない人が明日はどうなるのかが
わからない人を慰めるのは難しい。
世の中には格差がある。
世の中には裕福で何も苦労せずに
育ってきた者が偉そうに振舞う…
それが政治家だった場合、末端の庶民の
痛みや苦しみに寄り添える情けは
兼ね備えられていない。
うまく生きて行ける、したたかな、
要領のいい者もいれば、
不器用で要領が悪く、うまくやっていけない者もいる。
思いやりのない社会には思いやりのない
負の連鎖が広がっていく。
「自分さえ良ければ、他はどうでもいい…」
という生き方はいずれ自分を腐らせていく…
魂のROCKERは
「自分にしてほしいことを他の人にも
してあげなさい…あなた自身を愛するように
他の人を愛しなさい…」
と謳っている。
ゆがんだ自己愛は人との関わりの中にも
ゆがんだ愛を表していく。
人は自分の中に図られている愛のはかりで
人を測るのである。豊かな愛を己の中に
体験しているものは、その豊かさを
まわりに分け与えていく。
THE BIBLEには
「覆われているもので表されないものはなく、
隠されているもので知らずに済むものはない…
人(JESUS)が友のために命を十字架の上で捨てるという
これよりも大きな愛はない」
とある。
惜しみなく与えられたものは惜しみなく
与える者となり、ケチくさい価値観を
心に据えている者はケチくささをまわりに表していく。
人生に訪れる問題は己の中にある価値観を
あらわにする。
願わくば己と向き合い、己の弱さを知り、
無償の愛からくる豊かさを感じて生きて
いきたいものである。
今日という日が、困っている人に惜しみなく
与えることができる日となりますように…
「理想であっても、困った人に手を差し伸べ、
寄り添う者であれ。」
2020年 5月 12日 火曜日
アーサー・ホーランド