『 VALENTINE’S DAY』 (思いやりを伝える日)
「集めたものより、与えたものが残る」
今日は聖バレンタインの日である。
愛している人にその思いを
伝える日として知られている。
昔は手紙やカード、また花を贈ることを
通して、愛する人への思いを表した。
近年日本ではチョコレートを贈ることが
習慣となっている。
聖バレンタインは、実在した司教である。
紀元3世紀、イタリアのクラディウス2世の時代に、
結婚している兵士より、結婚していない兵士の方が
戦意が高まるとして、結婚禁止令が発令された。
しかし、愛し合い、結ばれたいという思いは
法令であっても止めることができなかった。
バレンタイン司教はそんな中、愛し合うもの同士が
結ばれるために、内密に結婚式を執り行った。
このことが皇帝の耳に入り、司教は
殉教させられてしまう。
聖バレンタインは、自らの命をかけて愛し合う者同士の
キューピッド役を務めたのである。
精神科医のヴィクトル・フランクルは、
「愛は人が人として到達できる
究極にして最高のもの」
と語っている。
聖書には、今も結婚式で読まれる、
愛の箇所がある。
「愛は寛容であり、親切です。
また人を妬みません。
愛は自慢せず、また高慢になりません。
礼儀に反することをせず、
自分の利益を求めず、怒らず、
人のした悪を思わず、不正を喜びません。
愛は全てをがまんし、期待し、信じ、
耐え忍びます。
愛は決して絶えることがありません」
明治の文学者、二葉亭四迷は、
初めて日本にLOVE、という言葉が
入ってきたとき、愛を、
「あなたのためならば私は
自分の命を捨ててもいい」と
訳した。
THE BIBLEは、
「人の子(JESUS)が、友のために、
命を捨てるという、これよりも大きな愛はない」
と語っている。
十字架はその大きな愛の証しである。
バレンタインは聖書の愛によって変えられ、
その愛に生きた人であった。
イタリアのハートと言われる、ウンブリア州の
テレニには、聖バレンタインを記念して教会が
建っている。
ジェラルド・シャンドリーは、
「人生最後に残るのは
集めたものではなく、
与えたものである」
と謳ってる。
願わくば今日という日が、もらったチョコレートの
数に価値を置くのではなく、どれだけの
愛を与えたかに、思いを置くことが
できる日となりますように…
「もらって喜ぶよりは、与えて喜ぶ者であれ」
2021年 2月 14日 日曜日
アーサーホーランド
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