出産エピソード
記憶の鮮明なうちに…
出産までの記録、思い出に残しておこうと思います。
興味ある人だけ見てねー
2月14日
早朝5時頃…破水
トイレで目覚めて、ベッドでまた寝ようとした瞬間ジュアジュア〜と。
救急隊員の方が到着した頃にはジャバーッ‼︎と水風船が割れたかのような破水。
そして、日赤医療センターへ担ぎ込まれ
いきなり分娩室へ。
子宮口は開いておらず、点滴をされ、このまま入院をしてくださいと告げられる。
48時間以内に陣痛がくるかもしれません。
遅くても1週間ほどで出産になる可能性が高いです。と言われつつも…
24時間の張り止め点滴を処置。
毎日お腹に話しかけて、まだ出てきちゃダメだよ〜
と
そのまま約1ヶ月。
35週を待って、張り止め点滴を外した次の日。
3月13日朝方におしるし(出血)。
そのあたりから軽い生理痛のような鈍痛が、不規則ながらにずっと続く。
これは陣痛⁇
それか張り止め点滴を外した後の張り返し?という症状⁈
張り返しの場合は痛みは徐々に治ると聞いてたのですが…夜にかけてなんとなく強くなってきてる。
けど、助産師さんはなかなか陣痛だと決めてくれないんですよね。
張り止めかもしれないので、まだ様子みましょう!と言われ放置され数時間…
痛みを我慢しながらの…夜8時。
ようやく陣痛だと確定され、そのまま車椅子で分娩室へ。
その時はまだ5分間隔くらいにやってくる痛みで
メールも出来るし世間話もできる余裕あり。
仲間のグループラインに陣痛きたかも♡と余裕のラインもしてました。
連絡をいれておいた旦那さんが到着したのは23時半頃。
痛みは強くなってきてるものの、まだ余裕もあって話ができる
何をしたらいいか、わからない旦那さんは着いた瞬間に隣のソファーのんびりしようとしたので
「え…何しにきたん⁈話し相手になるとか体をさすってくれるとかできるやん‼︎」と小言をいう余裕もあったな。笑
そして、日にちが変わる頃には
そんな小言すら言えないくらいの痛みに徐々に変わっていった。
会話なんて出来ない。
痛みと痛みの僅かな休息を待つだけの永遠と続く時間。
その頃まだ子宮口4センチ。
こんな辛いのに10センチまでまだまだ…?
もー!気が遠のきそうになりました。
次第に体も仰け反り、声も我慢できないほどの痛みになる。
その日は分娩室が混んでたらしく助産師さんも入れ替わりで放置される事も多くめちゃくちゃ不安でした。
その頃には、何をしたらいいかわかんない旦那さんでも何かできることはないか、睡魔と戦って手を握ったり体をさすってくれたり水分補給してくれたりしていました。
2時、3時、4時、5時………
どんどん痛みと時間だけ過ぎていく。
睡魔もピークで、痛みと痛みの僅かな時間に寝てしまうほど。
けど、すぐ異常な痛みに唸り声をだす。
次第に、大が出てきそうな感覚のいきみが。
助産師さんにお尻を押さえられ悶絶する…
これが、よく聞くいきみ逃しか!!!
そう、これがめちゃくちゃ辛かった‼︎
出てきそうになるものを、数時間耐えて抑えなければいけない。
息の仕方もわからなくなるほどの痛みにパニックになり大声で唸って、終いには失禁。
生死を彷徨う痛みが1分ごとに襲う
その頃には野獣のような唸り声で吠えまくってました。
途中、挫折しそうになって涙が出てきてたな。
けど絶対、挫折できなくて
登り始めたエベレストに山頂が見えてるのに体力がつきて一歩踏み出すのがやっとで引き戻すことすら出来ない状態。
痛いけど生み終えるまでこれは続くんだと、折れそうな気持ちを何度もたてなおして
ようやく助産師さんから、いきんでいいよー‼︎
はい、生まれる準備が目の前にきました!
もう、その辺の記憶なんてほぼありませんが
とにかく痛い!ありえない大きさのものが、おしりあたりから突き出てくるような間隔…
えー、ありえないありえない!
頭出てくるなんてーどれだけいきめばいいの?
子宮破裂しちゃうじゃないの?!
恐怖と痛さの中、怖がりながらも踏ん張って何度も何度もいきみました。
私の場合、1ヶ月入院してたのもあり
筋力が低下していて、その頃には足はフラフラ…
痙攣をおこしそうな状態。
うまく息も出来なくなり過呼吸になりかけたので酸素マスクをされ
数えきれないほどの、いきみの時に
意識が遠のきそうになってたら
「赤ちゃんが苦しいのサインが出てるので
よし、お手伝いするので次のいきみで生まれますよ‼︎」
そう、お手伝いとは会陰切開!
出産までは、
会陰切開なんて絶対したくないなんて思ってたけど
その頃の私は早く切ってー
取り出してー状態。
切られた痛みなんてほぼなく、それよりお腹の痛みの方が強い!
そして、いよいよ待ちに待ってた瞬間が。
「よし、赤ちゃん出ますよー!
お母さん、こっちみて!みてーーー!!!」
と言われつつも、私は
「目をつぶって痛い痛い痛いーーー!ぎゃー‼︎うぉー!」
…
パニックw
AM7時25分生まれました。
分娩時間、約12時間。
出てくる瞬間見れなかったし、感動なんて味わえなかった…
すぐカンガルーケアで赤ちゃんが私の胸の上に置かれるも
まだ痛い感情の方が強かったー。
なんだかまだ終わった感じがせず、自分の中から出てきたのが信じられず放心状態でした。。
そのまま、後処理。
傷口を塗う、チクチクしたけど我慢できた。
ヘソの緒と胎盤をだすのは怖かったけど、これが1番のスッキリしたかも。
出産ムービーとか、YouTubeで見ては号泣してたのに
自分の出産だと壮絶すぎて全く泣けませんでした…
だから、泣けるお母さんって凄いと思う‼︎
まず私には泣く余裕もなかったから。
後陣痛も痛いし、切開の傷がズキズキ痛いのオンパレード
私、どちらかというと痛みに強いタイプだと思ってたんですけどね
弱い方なのかもと思うくらい吠えまくってましたね。
何はともあれ、こんな壮絶なお産にも必ず終わりはあるんだなと思えました。
ただ、よく産まれた子供を見ると陣痛の痛みなんて忘れて吹っ飛ぶ!とか聞いてたけど…
私、絶対忘れないと思うー
今のところ2人目なんて考えられないもん。
あの痛みはもう二度と嫌だって思うもん。。
だから大家族のお母さんが、どれだけ凄いのかって思うよね‼︎
まぁー、いつかは私も忘れる日がきてまた妊娠できる日が来るかもしれませんが
今は目の前にいる我が子を全力で愛して守って
慣れない育児を頑張ります。
出産エピソード長くなってしまい、、お付き合い頂いた皆様ありがとうございました。