大島 薫｜おおしまかおる(タレント)オフィシャルブログ

→ゲイビデオモデルからＡＶ女優になった話24

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僕「まさか女装始めて

こんな形でウェディングドレスを

着ることになるとは……」

で、2人ウェディングドレス姿で

ハウススタジオの撮影部屋に戻ると

こんなセットが組まれていました。

そこにもうなんか新郎姿の人が

立ってるんですよね。

僕（誰だろう……）

謎の新郎が振り返ります。

？？？「亜衣ちゃん久しぶりー」

 （あんま似なくてごめんなさい……）

上原「おっくーん！」

僕「は、はじめまして……」

奥村「よろしくー」

※奥村さんも結構長く男優されてるので

ＡＶ観る人はあの人かーとわかるかもです。

わりとイケメンな方なんですが、

「昔は奥村くん太ってたよねー」と

よくスタッフさんにイジられてます。

いまの見た目からはあまり想像がつきません。

助監督「じゃあ、大島さん、

奥村さん、一連のストーリーと

流れを説明しますね」

奥村「はーい」

助監督「まず、奥村さんと上原さんが

結婚式を挙げているシーンから始まります」

僕（ふむふむ…）

助監督「『永遠の愛を誓いますか？』的な

セリフのときに、ウェディングドレス姿の

大島さんが飛び込んできて、奥村さんに

詰め寄ります」

僕（AV版「卒業」じゃん）

助監督「で、

『僕と結婚するっていってたじゃない！』と

言って、奥村さんを問いただすんですが、

そこに上原さんも混じって

『あなた男と浮気してたの？』と

奥村さんを責めます」

僕（地獄過ぎん……？）

助監督「次第に大島さんと上原さんが

『どっちが彼に愛されてるか』で競い合い、

お互いに奥村さんとバージングロードで

セックスを始めるという流れです」

僕（教会をなんだと思ってるんだ……）

助監督「で、AVのパケはお二人のこの

ウェディングドレス姿になりますので

パケ撮りが先に入ります。奥村さん

しばらく待機で」

奥村「はーい」

カメラマン「では、お二人ともこちらにー」

僕「はーい」

上原「はーい」

で、たしか

こんなパッケージになったと思います。

 （読みにくい方は画像クリックで拡大できます）

※基本的にパケは朝一番の顔が元気な

状態のときに撮影するんですが、場合によって

このような変則的な時間に撮ることもあります。

上原「大島さん、大島さん」

僕「？」

上原「このまま一緒に

写メ撮りましょ」

僕「わあ！　いいんですか？

撮りたいですー！」ﾜｸﾜｸ

で、そのときの写メがこちら。

さて、パケも撮り終わったので

本番スタートとなります。

上原「じゃあ、いきまーす。スタート！」

神父役（スタッフ）「病めるときも

健やかなるときも、愛し合うことを

誓いますか？」

上原「誓いま――」

奥村「誓いま――」

僕「ちょっと待って！」

奥村「わわわっ！」

僕「ひどいよっ！

僕と結婚するって

言ってたのに……！」

上原「ちょっと誰よこの子！」

奥村「いや、あの……」

上原「でも、お生憎さま！

彼は私のほうを愛してるのよ！」

僕「そんなことないよっ！

愛してるのは僕だよね！」

上原「ほら、いつもみたいに

私と愛し合うとこ、この子に見せてよ！」

奥村「えーっと……」ﾓﾐﾓﾐ

僕「僕との愛のほうが

深いってこの子に証明して！」

奥村「うーむ」ｻﾜｻﾜ

いや、演技合わせてる僕が

いうのもなんですが……

こんな状況ある……？

で、まあ、定番のこういう

みたいなのもやりまして。

で、こんとき奥村さんどっちに

挿れるか本当に決まってなくて

あいちんに挿れたんですよね。

僕「ああっ！　なんでそっちなの……！」

と、まあ、リアクションしますと、

上原「当たり前じゃない！

私のほうが気持ちいいからよ！」

と、煽ったあとあいちんが

こう言うんですね。

なんで？

そしたら、奥村さんが一旦抜いて、

僕にこう言うんです。

いいのかよ

※この３人は全部のセリフを

アドリブでやっています。

で、まあ、結局僕もあいちんに

挿入して

上原「ほーら、もうギンギンじゃない！

気持ちいい証拠ね！」

僕「くっ……気持ち良くなんか……」

みたいなやりとりをしていたら、

上原「結局あんた気持ち良かったら

誰でもいいんでしょ？！」

的なことでなぜか

僕があいちんに掘られる

という展開を見せます。

掘られながら僕は思いました。

これもう

愛を競い合うとか

関係なくない？

で、しばらくして

上原「えっと、カットー」

僕（どうしたんだろう？）

助監督「じゃあ、最後、上原さんと大島さん

2人並べて、奥村さんが顔射するのは

どうですか？」

上原「ちょっとリハしてみよう」

で、僕と上原さんがしゃがんで

二人並んで座ります。

奥村「えっと、で、僕が立って

こう出すってことですね」

奥村さんがエアー手コキで

イメージします。

奥村「で、どっちにかければいいですか？」

助監督「まあ、雰囲気ですから、

どっちにかかっても良しとしましょうか」

奥村「でも、2人にかかってたほうが

一番画的にはいいですよね？」

助監督「いや、まあ、そうですけど……」

奥村「じゃあ……」

そんなことできるの？！

※女性の方はわからないかも

しれないですけど、射精って普通

そんなおしっこみたいに途中で

切ったりできないんですよ。

だから、ホント

プロの男優さんって

化け物なんですよ……

そんでラストはこんな感じで

2人の画で終了。

結局浮気問題は

どうなった……？

で、最後はソープ物の

シーンを撮って終わりでした。

マットにローション塗って、

ソープランド的なプレイを

するやつですね。

これもマットプレイを知らない僕に

上原亜衣さんが教えながらやるっていう

設定で、ほとんどあいちんにリードしてもらいました。

 ※DVDの収録順はウェディングが

ラストですが、実際の撮影は

ソープシーンが最後でした。

以上が上原亜衣さんとの

共演の思い出です。

※本当にＡＶ業界入りたての

僕を優しくリードしていただいて

すごく勉強にもなりました。

僕は似顔絵絵師でもないのでアレですが、

絵を描いていて気づいたことに

悲しい表情や、苦しそうな表情って

あまり上原亜衣さんっぽくならないなと

感じました。

エロいシーンでも天真爛漫で楽しそうに

やっている感じがやっぱり上原亜衣さんの

魅力なのだなと再認識しました。

上原亜衣さんは売れっ子で

撮影が立て続けになることも多く、

実際この日も実は撮影連続二日目だと

スタッフさんから聞いていたんです。

朝、入りのときもすごくしんどそうだったと。

ですが、僕の前でそういう表情を

見せたことは一度もなく、気をつかって

くださったんだなとあとで気づきました。

僕もAV女優時代、大変な撮影などが

続いたとき、疲れが顔に出てしまいそうに

なったら、このときの上原亜衣さんの姿を

思い出すようにしていました。

本当にありがとうございました。

あ、ちなみに偶然ですが、

この前の話で登場したハマジムの梁井監督は

僕と上原亜衣ちゃん両方の

ドキュメンタリーを撮ってるんですよ。

※上原亜衣さんがツイッターで

このブログへのリプをくれました。

さて、ちょっと特別編感がありましたが、

まだまだ色んな撮影の思い出があるので

次回からまた続きを描いていきます。

←続きます