おおきな切り株
軽井沢で学校を作っています、奥田健次です。専門は行動分析学で、仕事は心理臨床。でも、大学は辞めました。
あ、これ「大学は辞めました」と言うと、最近ある人に「中退したんですか?」って聞かれた(^▽^;) 学生に見られることもあるので、要注意やわー(・∀・)はははっ
常勤職をやめて、今は客員教授とか非常勤講師だけになったってことです。
今日は、学校のほうでテニスコートの一画の、ジャガイモ畑を手入れ。
うちの学校にどうしても見学したいということで、遠く岡山からスーパーな保育士が来てくれました。岡山時代に出会った保育士ですが、滅多にいない人です。まあ、思ったことを恐れず言うし、パワフルな人で、うちのスタッフはそういう姿勢を見習ってほしいね(・ω・)
自称「農ガール」ということなので、ジャガイモのことを任せてみました。
そしたら、まあ本当にあっという間に、いわゆる土寄せが出来ていくんですね(゜◇゜)スゴイ
「すごいね、やっぱり手際が!」
「いつもやってるから」
こんな感じで、おれがやったら1メートルで心が折れそうになるのに、上記のように会話しながらでもどんどん進んでいくんです。
途中から、建築家フナキさんがお仕事に来られ、子どもさんも連れて来られました。
ジャガイモの植え付けを手伝ってくれた子どもたちです。そのときの様子は下の記事に。
地元の子たちとジャガイモの植え付け
子どもたちは2回目の訪問なので、もう自分の居場所って感じになってます。「先生、こんにちわー」、「おーぅ、こんにちわー!」ってな感じでした。
おれは高枝チェーンソーで木を切ったり根っこを捨てたりの作業をしつつ、子どもらと探検したり遊んだりしました。
遊びの1つを紹介しますとね・・・
おれが気になっている木。テニスコートにそびえていた木の切り株。フツーには取れないほど、大きく根を張っています。数日前からシャベルで掘って、根っこを露出させていたのですが、それでも取れません。まだまだビクともしない(-_-)
いくつか、細めの根っこを引っ張り出して、おれが「おおきなかぶ」と言ったわけね。そしたら、子どもたち「しってるよ!」ということで。
お姉ちゃんが根っこを引っ張り始めました。
ここで、おれ。「お姉ちゃんが株をひっぱって・・・」と歌ってあげると。
妹ちゃんがお姉ちゃんを引っ張りはじめた└( ^ω^ )」
「お姉ちゃんを妹がひっぱって・・・、うんとこしょ、どっこいしょ、まだまだかぶは抜けません」と歌ってあげました。
二人ともノリノリで、その後、しばらくずっと「うんとこしょ、どっこいしょ、まだまだかぶは抜けません」と言って、遊びました。
おれ、いつでもどこでも何でも遊びにしてしまうんですね。
隙があれば教授会でも学会理事会でも、遊び心で臨んでしまうからね。面白がってくれる人もいるけど、どっちかというと日本人は「不謹慎」と思う人が多いみたい。ヤダナー、大人って(^^;)
しかしこの「おおきなかぶ」、この「切り株」ね。大人が引っ張っても抜ける状態ではないので、このまま続けたところで、絵本「おおきなかぶ」と同じハッピーエンドにならないから、どっか適当なところで別の遊びにシフトしましたが(^^;)
姉ちゃん、学校で友達にうちの学校の話をしたみたいで「あのね、明日、同じクラスの○○くんが虫取りに遊びに来るって、虫取り教えてって言ってたよ」とのこと。フツーに勝手に約束してきたみたい(笑)。「いいよ遊びにおいで! でもおれ、虫とかキライやねん、こわいねん、てゆーか、気持ち悪いねん」と正直に告白。南館にある虫取りアミを持ち出してきた姉ちゃんにグラウンドまで連れて行かれ、予行演習して遊びました。ん?「遊ばれました」かも( ̄▽ ̄;)
フナキさんが前に言ってはったけど「うちの娘、先生のところの学校に入れるのかって聞いてきて、入れるんだったら今の小学校を辞めて転校するって言ってるんですよ」と笑っておられた(^^;)
まあ、うれしいことですね。
地元の子どもたちが、うちの学校に来て遊んで、何か学んで、そして小学校の子ども同士の自然な会話で話題になってる。で、勝手に約束して遊びに来てくれるなんて、最高ですよ!
親御さんは「すみませんね」という感じみたいですが、この「勝手に」というところが、子どもらしくて良いじゃないですか(^o^)
また、クラスメイトの男の子が他の友達とか呼ぶかもしれないし。大歓迎ですよ。
「うんとこしょ、どっこいしょ」で、遊びに来る子どもたちが増えました(>_<)
奥田健次
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