芸術的料理にみる創造性
パートタイム教授、奥田健次です(^^)
大学を1年前に超・早期退職し、パートタイムだけにしてもらいました。んで、軽井沢で5,000坪の廃校を買い取って、学校再生やってます。
昨夜は教育相談の後、アイアンシェフ脇屋友詞さんのお店、トゥーランドット臥龍居にて打ち上げ。一皿一皿がお料理というか芸術作品なのでした。それらの味を言葉にしようとするとき、あまりにも選んだ語彙が稚拙になってしまうんです。言葉にならない。言葉にすると、ただ「めっちゃ、美味しい」「美味しゅうございます」としか言えません。
ブログ用に写真でもと一瞬は思いましたが、結果は一枚も撮らず。目に焼き付けることにしました。もともと、フォトグラフィックメモリ傾向があります。「ここで、こういうお料理をいただきました」というのは、死ぬまで忘れません。
仕事でお世話になった皆様と感激しながらいただいている途中、なんと。
個室のドアが開くと、脇屋さん、ごあいさつに入ってこられました(゜◇゜*)
料理の鉄人、アイアンシェフの登場シーンよりも、リアル。
瞬間で、一ファンに戻って「大学生の頃に見た料理の鉄人のときから見てました! 今もアイアンシェフ、見てます!」とご挨拶。名刺を下さいましたので、名刺代わりの『メリットの法則』をお渡ししたのでした。厨房から出られるとそうなんでしょうが、なんとも柔和なお方でした。
番組アイアンシェフは終了しても、この食の芸術がリアルに続くわけです。創造性に限界なし。
ちょうど一昨日までの学術集会で、「創造性はどこから来るのか? それは一言センスと言ってしまえば終わりだが、教えることはできるのか否か? 鍵は“行動変動性”です。自分の調べた限り科学論文(Journal of Applied Behavior Analysis)で4件しかないんですよ」と問いかけました。教えられる部分と、教えられない部分があると思っています。
心理臨床でも「見たことないような問題」に直面することもあります。そのとき「どう料理しようか」と考えるのですが、このように「料理する」と比喩することがあるように、臨床はクリエイティブな仕事なはずですよ。もちろん、原理原則から外れることはしませんが、何を使ってどこからどう料理するかは自分の経験が反映されやすい部分といえるでしょう。
これだから、臨床の仕事はいつまで経ってもやめられない。身体が持つ限り。
奥田健次
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