実験農園、大工事
パートタイム教授、奥田健次です( ´ ▽ ` )ﾉ
大学を退職し、西軽井沢で学校づくりをやってます。5,000坪の廃校を立て直しているのですが、どうやら簡単ではなさそうです。
うちにはテニスコートが３面ありました。
この廃校を買い取ったときには、テニスコートは支柱が残っているだけで、支柱が見えないほどに木々が林立していたのです。それをチェーンソーで介錯しまくったのでした。それではダメだ、無駄だということは、今なら分かります。当時は、切ればなんとかなると思ってた。だめですね。切り株と根っこが残っていると、すぐに切り株の横から枝をグングンと伸ばして来る。
それでも、どうしても１年目から農作物を作りたくて仕方がなかった。だから、どえらい無茶な作業をやったわけです。
当時のこのテニスコート３面の様子は、こちら（チェーンソーやらベースギターやら）。このアフターの画像を見たら、スッキリしてイイ感じに思ったわけですが、あれでは全然だめ。「かや」と言って、要は雑草が強すぎて農業どころじゃない。そもそも、農業をやるには土が必要。グラウンド自体は良い土なのですが、掘り起こすには木の根っこや雑草が張り巡らされていて困難。当時のテニスコート悪戦苦闘の日記はこちら（テニスコート再生なるか！？）。
こんな中、昨年はジャガイモを植えて収穫できましたよ。こちらの記事（地元の子たちとジャガイモの植え付け）。
ブルーベリーの苗も植えましたし。
こんな感じで、うちのテニスコートは２面を潰して農場にすることにしたのです。その名も「実験農園」です。
せめて何とか、この実験農園に畑の土が欲しいと。地元の建築家フナキさんに相談したら、土木の匠を紹介して下さったのでした。ちょうどうちの学校のすぐ近くに、畑の土があるということでお願いすることにしました。
で、どうせなら重機でテニスコートの「かや」を根こそぎにして、そこに畑の土を流し込んで畝を作るというプラン。それを急遽、昨日やっていただくことになりました。そして、不要のテニスコートの支柱２本も取り除いてもらいました。これでカタチ上、うちの学校のテニスコートは１面となり、実験農園がテニスコート２面分ということになりました。
スゲー。
実験農園の完成形は、また後日に。
それから、うちの学校の静荘という建物の前。ここには藤棚があるのですが、藤のツルが周りの気をヘビのように巻き付いて殺してしまって、なおかつツルが藤棚を巻き込みながら飲み込んだ状態。チェーンソーで切っても、何をやっても対処不可能。悪戦苦闘の様子はこちら（なめたらあかん、なめたらあかん・・・）。
それが、今日はグラウンドの整備の後に重機でガシガシと、この壊れた藤棚をもいでいただきました。朽ちかけていた避雷針も倒しておいてもらいました。
他に切らなきゃならない木だらけですが。いらない木を切って、果樹園にしたいと思ってます。
そんな感じで、学校長のおれは何もできない。何もできないからって見てるだけでは何か申し訳ないので、佐久市まで出かけて桜の木の苗を１本だけ購入してきました。それを日当たりの良いところに植えるために、どうでも良い木をナタで倒しておきました。それで、植え付けた桜はこちら。
まだ腰の高さくらいのです。もう咲いています。かわいいなぁ。これがどんどん大きくなってくれたら最高でーす(^^)/
今年の実験農園は、テニスコート１面には去年よりも多めのジャガイモを。すでに種芋購入済み。あと、トウモロコシ。種を購入済み。他に、何にしようかな。うまいこと４つの区画に分けて、「ナス科」「ウリ科」「マメ科」「アブラナ科」を育てて輪作したらいいんでしょ？
すげーよ、おれ。数年前までは土を触ろうなんて考えたこともなかったのに。
あとはニワトリや。そして、最後には「ヤギアンドヒツジ」。「タカアンドトシ」みたいやな。いや、音韻的には「チャゲ＆飛鳥」か。
奥田健次
最近の画像つき記事
