集中講義の中日おわり・・・
パートタイム教授、奥田健次です(^^;)
フルタイムだった大学をサッパリ早期退職して、西軽井沢で買い取った廃校で学校づくりをやっています。でも、今はフルタイム教授以上に1限〜5限の詰込式集中講義満員御礼抱腹絶倒満身創痍絶賛実施中です。
集中講義は体力的には厳しいけれども、まあ仕方ないよな。どこの大学も専任でまかないきれないから、ある程度は非常勤講師で乗り切ろうとするのは当然。おれ、あと1つくらいなら非常勤で集中講義を増やしてもええかなと。ただし後期の冬。なるべく夏は軽井沢の学校営業中なので、あまり外へ出たくないのです。
講義を終わらせて、どうしても電車で帰るのは嫌でした。おれ、強烈なタクラーですから。ところが、聞いていた通り豊橋は流しているタクシーがほとんどない。ほんとにない。1箇所で待つと可能性が低いので、T字路のところまで歩いて行って、タクシーをリャンメン待ち。それでも15分待っても来ない。「やっと来た!」・・・ら、実車。「今度こそ!」・・・実車。悔しいやら、恥ずかしいやら。
うちの学生さんらしい人に、おれがタクシーに振られまくっているのを見られてる感じやし。ま、大学の正面玄関を出たところやから、仕方ないねんけどさ。
あと5分で来なかったら、諦めて電車で帰ろう。
そう思っていたらさ。
なんか、さっきおれの顔を「じー」っと見ていたすれ違ったはずの女子大生らが、おれのところに戻って来た。
んで、声をかけられた!( ̄◇ ̄;)
「あ、こりゃうちの学生だ。多分、昨年の集中講義の受講者か?」と思っていたら(それともまさかのナンパ? それはありえんぞ)。
「こないだスッキリに出ていた先生ですよね?」
と来たもんだ(^▽^;)
「あ、良く分かったなぁ?」
「声をかけようかどうか迷ったんですけど、やっぱりそうだと思って!」
「そうなんや! まあ同じスーツケースやもんな」
「世界中を回ってココにいま来られてるんですか?」
「え? 今ここで集中講義やってるねんで!」
「え! うちの先生なんですか!」
「え? 知らんかったの? ここではもう8年くらい前からやってるねんで!」
「えー! ホントですか!」
ってな感じで、えらい奇遇なタイミングやね(^^)
おれの講義を受講した先輩とかによる番組出演情報だったのかと聞いたら、そうではなく本当にたまたまテレビを見ていて強く印象に残っていたのだと。そういう「たまたま見た」ってのは、こないだの「スッキリ!」については多かったです。
それにしても、まさか集中講義先でこんなふうにそこの非常勤講師をやっているルートではなく、シンプルにたまたまテレビを見ていたというのは何と言うか珍しいよな。その学生さんのほうがビックリやろうね。一言で言えば、千載一遇的な一期一会の感慨無量で興味津々だったのでしょう。
まさかうちの学科の先生だったとは、という驚きなんやろうね。えらい感動したとのことでしたが、なんせ明るい感じの学生さんでした。
で、肝心のタクシーですがその後もゲットできず。
もう気になってしょうがないのは、タクシー待ちしていたところの食堂ね。タイムスリップできそうな店構え。
大学の真向かいですよ。
どんなに安いねん(^▽^;)
焼肉定食550円って。赤だし付きって。味噌チキンカツ定食が430円って。
真向かいの大学の学食レベルの値段設定で、なおかつ学食よりもクオリティーが高そう。
お店の中は確かにタイプスリップ。昭和の古き良き時代っぽさがええね(^^)
おれは焼肉定食、単品でつけもの50円、モロヘイヤ50円をオーダー。
正直、めっちゃ美味かった
650円でこんな贅沢をさせてもらって。「川越の水800円」をとても高く感じるよねー(笑)。この感動を一言で駄目押しすれば、日本全国津々浦々紆余曲折で焼肉定食が終始一貫正真正銘の医食同源でした。
タクシー、来なくて良かったぜ。タクシーがすぐに来たら、明るく元気な学生さんに声をかけられなかったし、お店の前で声をかけてもらわなかったら、この食堂に入ることはなかったぜよ。
さて、あと1日や。早く軽井沢に帰りたい。
奥田健次
最近の画像つき記事