AERA with Kids 9月18日発売号
パートタイム教授、奥田健次です( ´ ▽ ` )ノ
行動分析学者で、心理臨床を仕事にしています。西軽井沢の廃校を買い取って、学校づくりに励んでいます。
表題の雑誌『アエラ with キッズ』(朝日新聞出版)に登場します。8ページくらいのコーナーになるみたい。
インタビューをもとに編集者さんが記事にしたものですから、こちらの真意が伝わる度は70%くらいかもしれませんが、まあまあのページ数の特集なので、どうぞお楽しみ下さい。
こういう雑誌のインタビューは増えているのですが、すごい慌ただしいスケジュールで組まれているために、なかなか中身の正確性まで丁寧に口出しできないのが普通です(イラストも良いのですが、おれに会ったことがないから、めっちゃチャラい感じに描かれてて、おれは基本的にチャラ系の反対側なのに、という叫びも心の中だけにしておきました)。
そんなわけで、雑誌を読んだだけの人は「にわか理解」みたいな感じなので期待してません。プロフィールのところで著書がいくつかピックアップされてますが、それから本に辿り着いてくれれば大きな第一歩でしょう。今回の雑誌インタビューは『叱りゼロで「自分からやる子」に育てる本』(大和書房)に、まず辿り着いてくれれば良しとしましょう。そこには期待しておきます。
雑誌の記事だけでは「ほめればよい」と受け止められるかもしれませんが、そういう誰でも言いそうなことを主張しているわけじゃないからね。むしろ「叱るよりもよっぽど良い方法があるよ」ということのほうが重要だけど、それは雑誌ではカバーしきれないんよね。
しかし、本を読んでもらったところで、そのまんま理解してもらって、なおかつ正しく出来るようになるのかっていうと、そこも期待してません。ピッチャーマウンドから、キャッチャーにセットポジションから投げる方法を教科書で読むようなものです。分かったような気になってしまった読者は「やったけどうまくいかない」と言いますが、冷静に考えれば「読んだだけでは出来そうで出来ないよな」と気づくでしょう。
監督付きで練習すれば出来るようになるでしょうが、本を読んだだけで出来るわけがないということ。
書く側だって「出来るようになってね」と読者に無茶ぶりしてるわけではなく、少なくとも悪い方法は採らないでよくらいの示唆。それが本の役割というか限界でしょう。
ともかく、AERA with Kids 9月18日発売号。こういう雑誌類は購入しておかないと大変なことになりますね(ここから予約購入できます)。こないだ学会のシンポで紹介した雑誌、たった2年前に金子書房から出たんやけど、1000円くらいの定価だったのが現在は3万円のプレミア価格になってるもん(゚o゚;;
教科書はそんなに慌てる必要は無いかな。今のところ、おれが出した本で絶版になってるのは無いからね。あ、学会編集ので分担執筆した「ことばと行動」というのは出版社自体が無くなって、絶版ですよ。こちらも超プレミア本。
今月はAERA、来月は・・・。
奥田健次
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