ボウカー、いつの日かまた・・・
パートタイム教授、奥田健次です(-_-)
昨日のニュースで、そういう可能性もあるかも知れないという覚悟や不安もあったけど、サンフランシスコから来た真面目ガイジン、ジョン・ボウカーが自由契約となってしまった。プロ野球で自由契約ってのは、平たく言えば「クビ」です。あんた、要らないっていうこと。
そりゃ、ねえよ(￣Σ￣;)
ボウカー選手、左打者ではチーム２番目のホームラン数。ようやく日本に慣れてきた・・・。正直、慣れてきたところと、相変わらず外への変化に付いていけずに空振り三振のパターンも目立ち。選球眼はまあまあで、きわどいところを見極めて出塁することも特徴的だったけど、今シーズンは何度かそのきわどいところの判定で、見逃し三振というのも目立ってて。
筋トレオタクでパワーはあるけど、バットを振るときに身体の真正面より前になると左手が離れて右手だけで振ってしまうほど、投球に合わせた柔軟性やバットコントロールには難があった。ただ、真ん中から内側高めに来た球をガツーンと引っ張って、ライトスタンドに放り込む力はチーム随一やったでしょう。三振かホームラン。昔のゲーリー・トマソンを思い出す。
ボウカーがすごいのは、二軍に落とされても腐らずに京王電車で乗り換えもしながら「よみうりランド」通勤。ジャイアンツ球場で汗を流して、一軍からお呼びを待つ姿勢よね。これを昨年も今シーズンも、何度か繰り返したけど、明るく前向きやった。１年目から大幅に減俸されて、今シーズンは年俸3,000万円の格安なヒーロー。
こないだ成田空港で美人ハーフモデルの彼女の見送りで話題となったけど、それが最後のボウカーニュースになるなんて。ハーフモデルと付き合ってるのを発表したらクビになるんかい？ そんな穿った物の見方をしてしまうくらい、ボウカーファンとして残念無念。しかし、それがプロの世界やもんな。
とはいえ、今年の沖縄キャンプ視察のときの記事で、まさにおれは「１５本くらいホームランを打ってくれるんなら、打率は.260くらいでええよ」と及第点のラインを明示していたからね。今季のボウカーの成績は、まさしく「打率.262、本塁打14本」。ほぼおれの期待していた数値でシーズン前の期待水準クリアと言っていいでしょ。なのに、クビかよ。
「打率.240、本塁打10本」くらいなら、そりゃクビだわな。だけど、ファンも７番打者水準で期待していたんやから、せめてもう１年、年俸も4,500万くらいで置いておくべきでしょうに。
ボウカーが他球団に渡っても、ボウカー個人を応援するぜ。
もしかするともしかして一昨年、シーズンの途中でどうしても１人、選手が足りないってなったときに、過去に在籍していたエドガーを呼び戻したように（あんまり活躍できへんかったけど、あのときも涙が出るくらいウェルカムバックって思ったよ）、来シーズンの途中で「ごめん、ボウちゃん、すぐに来て！」と、今度は「よみうりランド」じゃないもっと遠いところからヒーローを呼ぶかもしれへんし。
他球団に行って万が一（万が一って失礼やけどさ）、活躍した後、花いちもんめ式に「ボウちゃんが欲しい」「相談しましょ」「そうしましょ」ってなって、そこんところ大人の話をはさんだ上で、ボウちゃん戻ってくるのもあるかもしれん。
おれ、こないだボウカーの「42」Tシャツを購入したばかりやのに。
ボウカー。
ボウカー。
ジョン・ボウカー。
２年間だけやったけど、輝く僕らのヒーローだったよ。
いつか地元サンフランシスコで、また輝く日が来るぜ。AT&Tパークで会おうぜ。
マシソン＆ロペスは来年もまた。新外国人は２名ほど来るでしょうが、キャラは明るく仕事は真面目なのが来ますように。
いや、「やっぱり来季も契約します」と編成が考え直してくれることに期待。
奥田健次
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