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世界各地から招かれる国際的セラピスト 奥田健次独占インタビュー【前編】
世界各地から招かれる国際的セラピスト 奥田健次独占インタビュー【前編】
奥田健次(行動分析学者)Xアマゾン

ハリウッドレベルの失敗のおもひでぽろぽろ

パートタイム教授、行動分析学者の奥田健次です(^^)

常勤で勤務していた大学を超早期退職させていただき、各地の大学での非常勤職・客員教授職としてのみ関わっています。メインの仕事はクリニックを開業しているので、それで全国各地を回っています。海外にも自家用ジェットではありませんが回っています。

さて、いよいよオーストラリアはシドニーに向かって出発するのですが、こちらでも講演会と教育相談があります。講演会の様子は現地レポートするつもりです。

しかしその前に「オーストラリアで行動療法」と言いますと、今でもゾワゾワっと胸騒ぎがするほど申し訳ない失態といいますか「あちゃー」くらいの程度ですが気恥ずかしい思い出が。

タイトルの「ハリウッドレベル」というのは、今回は比喩ではありません。ガチで、あのHollywood。カリフォルニア・ロサンゼルスにある世界一の映画産業の地。

今から約10年前のこと。

とある国際会議があるのですが、その名はWCBCTと言います。これは略称です。「World Congress of Bacon and Chips Tomato」ではないです。

正式には世界行動療法認知療法会議(World Congress of Behavioral and Cognitive Therapies)のことでして、3年に一度、世界のどこかの都市で開かれる行動療法・認知療法の国際学会。

これが2004年の開催地が神戸だったのです。まあ、神戸は東京よりも国際会議やるには人気なのですよ。Kobe Beef だし、京都・奈良に近いし。で、おれは当時すでに大学で常勤で仕事もしていたけれども、この国際学会に協力する国内学会の会員として「総務委員」というのを仰せつかったのでした。

「委員っていうキャラじゃなくて、テロリストっていうキャラなんですが」と、とんがった理由で一度は辞退したはずでしたが、小林重雄先生から「テロリストのまんまでいいから、やんなさい」とのお言葉をいただき「では、お受けいたします」という流れ。

しかし、総務って何やねん? ソーム? ソウム? 何かの真理教?

ほんまかいや? そうかいや。え、総会屋?

ようわからん。

同じ総務委員のメンバーに聞いてみたら「要は何でも屋です」とのこと。直感的に「六甲のおいしい水」とか「おーいお茶」とか、ペットボトルの種類をどうするかという仕事かなと思っていましたが、あながちその考えは間違いではありませんでした。会議イベント会社さんと一緒になって、学会全体の準備や会期中の運営に気を配る裏方の仕事です、真面目に言えば。

順調に仕事は進めてきたつもりです。

それで、ある段階でプログラムがなかなか決まらないという「おーいお茶」レベルではない、結構まじめに慌てさせられる状況がやってきました。いくつかの研究発表プログラムで司会進行役に不足がと。「お茶」の不足ではない、コンビニに走るレベルの話では無い。

で、委員の中でおれが一番最年少。どうなったか。「奥田先生、座長をお願いしたいのですが」と。「いや、先生がされるべきでしょう?」とマジで辞退しましたら、「毎年、国際学会に出張されておられるので出来るって!」と訳のワカラン理由でゴリ押し決定。

自分の研究をエッサホイサとデータ片手に喋るのは何とかなるんですが、口頭発表のセッションで全体の司会進行役ってのは不向きやで。口頭発表には同時通訳も付かないんやしさ。関西ングリッシュでやるしかない。

当日のプログラムはこうなりました。



WCBCT2004 in Kobe  24th/Jul/2004

OS14 10:20-11:50

Chairperson: Kenji OKUDA

Disruptive Behavior Disorders, Learning Disorders, Communication Disorders.

Louise L. Hayes, Alan Hudson, Jan Matthews → Losing Control: Understanding Parental Monitoring of Adolescent Independent Behaviour

Antony D. Kidman, Sarah Edelman, Louise Remond, Rebekka Sommer → Group Cognitive Behaviour Therapy Programme for Disadvantaged Students: A Learning Experience

Alan M. Hudson, Jan Matthews, Susana Gavidia-Payne, Karen Nankervis, Christine Cameron, Fiona Arney → Development and Implementation of a Support Package for Parents of Children with an Intellectual Disability and Difficult Behaviour



うーん、英単語の綴りがイギリス英語っ。・・・そこはどうでもいい。

本当は、ここにあと1件、確か韓国からの発表者がいたのですが当日に発表キャンセルとなってしまったのです。

「発表件数が4件なら1時間半もええ感じに埋まって、座長としては特に何もしなくてええね」と思っていたのに、発表件数が3件になってしまったものやから、どう考えても時間をもてあますのは目に見えている。「いかん、おれが何か喋る時間が増えてしまう」と、当然考えますわね。

えらいこっちゃ、慣れない仕事なのに急な変更やめてくれぃ( ̄▽ ̄;)

で、アドリブで手を打ったのです。

朝からの残り少ない時間で。

プログラム記載の発表者の所属を見てみたら、4件中3件がオーストラリアの大学教授や医療関係者。1件は韓国の方だけど、この方は当日キャンセル。ってことは、オール・オージーじゃん。KOBEでオージーじゃん。ビーフ戦争か? KOBEの圧勝やで。

まあ、そんな奇遇なことでこの口頭発表セッションについて、おれは「オール・オーストラリアン・セッション」と名付けたのでした。しかも、その前の年にちょうどシドニーを訪ねたばかりだったので、手元に写真もある。よっしゃ、即座にパワポ作成じゃい。

ってことで、朝から1時間くらいで座長プレゼン用のご挨拶とセッションの概要を紹介するスライドを作り直しましたε=( ̄。 ̄;)

真面目にやっても面白くないので、いかにフロアにユーモアを提供するか。まあ、そんなことも考えますよ。関西人だもの。

そこで、おれの最初のスライドでは「今回は1件、発表の取り消しがあったので、奇遇にもオーストラリアの方々ばかりが発表者になりました」と説明。「よって、時間が十分にあるので、発表途中であろうとスピーカーの話を遮ってでも質問OKとしますが、あまりに論点が広が

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奥田健次(行動分析学者)プロフィール

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奥田健次(おくだけんじ)
身長・体重 174cm・63㎏
生年月日 1972年1月20日
血液型 B型
出身地 兵庫県

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