命の道
パートタイム教授、行動分析学者の奥田健次です( ̄Σ ̄;)
大学を豪快に早期退職したら、軽井沢が豪快に観測史上最多積雪。まあ、大学を退職したのは3年前ですけどね。
先週末のバレンタイン豪雪。
週末を挟んだため、役場の動きに1日出遅れ感あり。
国に至っては、災害対策本部の立ち上げが大雪から5日後。
首相はのんびり天ぷらで舌鼓。赤坂サカスでアベノミクスが舌鼓クス。
異常気象よりも、この現場の危機感が届かないリーダーと行政のユルさを、異常気性と呼ぶ。
うちの学校が陸の孤島となったのは、一昨日までの記事の通りです。
ふと、上沼恵美子さんのあの定番ネタを思い出した。
「うちね・・・広すぎるいうんも問題ですね。実は皆さんには隠していたんですが、今までうちで4人の方が亡くなっているんです。郵便配達さんと宅配便さん、門から玄関までの間で餓死しはったんですね。125キロありますから」
うちの学校、敷地が5,000坪なのです(これリアルね)。
そうすると、まあ上沼さんみたいに門から玄関まで125キロは無いにしても、125メートルは余裕でありますよ。なかなか日本で門から玄関まで100メートルK点越えってのはないでしょ。アブノーマルヒルな敷地だもんね。
ここが今回の大雪積雪1m越え(-_-;)
上沼さんのネタが、マジで「門から玄関までの間で凍死」するかもな恐怖になるとは((((;゚Д゚))))
自力で人ひとりが歩ける程度の雪かきをしたけど、途中で木の上から雪が落ちてくるわ、2日目には折れた木の枝が頭の近くを落ちてくるわ。ちょっと間違ったら、頭を割って死んでしまうところでした((((;゚Д゚)))))))
で、門から先の幹線に出るまでが絶望の壁。嘆きの壁。
県が幹線となる県道を除雪した後、その雪が町道を塞いだために、その壁はさらに高く。
車はもちろん出せないままです。
たぶんこれからもまだまだ雪のかさがせめて20センチくらいまで下がってくれないことには車は無理。車どころか、人間すら幹線に出られない状況だったわけで。
そこにnobuさんとみっちゃんが助けに来て下さって、幹線側から通路を作って下さったのでした。
そのおかげで、幹線まで出られるようになったのです(〃´o`)=3
幹線まで出られれば、そこまでタクシーにも来てもらえるし。
長野新幹線も動くようになったので、nobuさん&みっちゃんに何とか佐久平まで送ってもらって、仕事に向かうことができました。
その直前の写真ね。
これが、県道が除雪された後、県道からうちの学校の正門。雪の壁の向こうに見える森が、うちの学校の敷地なんです。
写真右側の壁で人ひとり通路になっているところが、nobuさん&みっちゃんが空けてくれた命の道。
その命の道から入ると、右方向にうちの学校の正門。
命の道はこうなっています。
そして、正門はこんな感じに。
正門から南の民家への道は、そこに至るまでが空き地なので排雪作業は放置するしかない。町がくるのを待つばかりです。
それにしても、こんな景色になるとは。
これさ、何かに似てない?
また佐村河内?
そのネタは1コ前や(._+ )☆ヾ( ̄ヘ ̄; )
この景色は、今ソチってところで大流行のボブスレーとかリュージュという競技のコースですやん(^▽^;)
これをグネグネと正面入り口まで繋いでますから、ほんまにボブスレーできるよ。それ以外は雪の壁やもん。
曲がりくねったコースになっているので、県道からソリを走らせたら300メートルくらいの距離はある。まさか自分の敷地で天然ボブスレー遊びができるなんて、3年前には思いもしなかったよ。
これマジで。
でも、やらんよ。そんな気力も体力もあるわけないでしょ。
こないだは四つん這いになった自分に「俺は佐村河内マモルかーい」とツッコミ。で、今回はこの命の道を眺めて「ボブスレー、できるやないかーい」とツッコミ。
いずれも、助かったから言えること。
実際には命懸け。というか、本当はこれからだって春が来るまで何が起こるか分からない、この大雪災害。
近所のガソリンスタンドも、ガソリン品切れです。
まだ国道に立ち往生している車があるねんもん。物流がストップしてます。
これを機に、町の大雪対策が大幅にレベルアップすることを願うばかり。
奥田健次
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