お仕事 in バンクーバー without てぃむほーとん
パートタイム教授、フル稼働中の奥田健次です( ´ ▽ `; )ノ
バンクーバーで今年もいろいろな任務ありまして、それら無事にすべて終えることができました。教育相談ばかりでなく、今回は「保護者向けの講演会」そして15分休憩をはさんで「BC州が認定する保育士資格継続のための研修会」。これの講師でした。15分の休憩を挟んで。
実際、親御さんが質問(というか、どうしても相談になってしまう)に来られ、一人ずつに「質問じゃなくて継続的な相談や支援がいるんですよ」とテープレコーダーになったつもりで説明していると、トイレ休憩無しでそのまま保育士の研修会へと雪崩れ込み。
うーん、人使いが荒いユーミン。ザッツ・ぼんばるでぃあ〜。
さすがに燃え尽きました
1本だけでも燃え尽きるのに、2本連続となると消し炭状態。塵です塵。
南米ちゃうで。
ペッパーちゃうで。
行動分析学の基礎の入門を、落語っぽく保育士向けに実例もたくさん紹介しつつ、あっという間の各90分でした。
で、受講証明書にサイン。ちょっとくらいはブリティッシュコロンビア州さんに貢献できたんかな? サイン。この場合、書籍にサインというパターンじゃないと察知。察知して当たり前。
だから、サインの後にアンパンマンをクルリと書き始める衝動をグッと抑えて署名だけ。
ここ2年前にも来たので「ドゥー・タイムス」のサイン。
時間が短くて言い忘れたけど、保育士の場合は日々、事例から考えていく取り組みが大事。
保護者の場合は、本を読み直して復習するのは最低限大事ですが、それだけで何とかなるほど子育ては軽いもんやない。勲章がもらうべきほどの仕事なので、難しいなと感じたら早めに専門家の指導や支援を継続的に受けること。
不登校や登校しぶりでも、出現して初日から2日目くらいに即介入したら、必ず100%、何も無かったかのように元に戻すことができます。がしかし、1週間ほど様子を見たとか、1か月も経過してしまったとかいう場合、リカバリーにかなりの時間がかかるし代償も大きい。
しばしば、日本国内では不登校になって2〜3年ほどしてから申し込んで来る人がいるけど、そこまで放置したらその親子の人生を完全に狂わせてしまうくらい、その代償の大きさは計り知れません。
本当は予防的な子育てをしないといけないねんけど、その具体的方法はこれまでの著書や一般向けの雑誌などにて紹介しています。予防ってことはまだ起きてないことを先回りするわけですから、こういう危機管理みたいなのは現代の日本人は本当に苦手なんだなと思う。
だから先進国で抜群トップクラスの不登校数。
発達障害についても、早期介入がどれだけ大事かは世界中のデータがそう言ってます。介入が遅れれば遅れるほど損をします。タイムマシンがあってやり直せるのなら、しばらく放っておいて「やっぱりマズイ」と気づいたときに戻られるんなら分かるけどさ。
まあ、それで世界中を回ってますけども現代日本人はキリギリスっぽい感じの人が多いかな。逆に「それって無駄なのに」というのを数多くやっている不安の強い人も多い。必要なことをだけをコツコツとやっていくのが理想的。
俺の役割はシンプルで「今、必要なこと」を個別に提案することです。「今、必要なこと」がズレているのが保護者の特徴だし、専門家の指導ですら「それ今、必要なことなん?」と突っ込みを入れたくなることも多々あります。
昨年12月シドニーから、1月バンコク、2月ニューヨーク、3月バンクーバーと、海外回りが続いています。腱鞘炎も続いています(>_<)
今回のバンクーバーは残念なことに、ノー・ホッチョコレートでした┐(´д`)┌
覚えてるよ、ティム・ホートン。ティム・ホートンの「ティム・ビッツ・10」。ホテルの周辺には見当たらず、1滴もホットチョコレートを飲むことができず、涙をのみました( ;Д;)
ってなわけで、日本に帰ります。
奥田健次//
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