奥田健次(行動分析学者)オフィシャルブログ

ＧＷも休み無しのおかげで五月病しらずの奥田健次です(^^ゞ

さて、うちの学校での今シーズン予定している合宿について、ざっくりとご案内しておきます。夏休みの日程を入れてしまう前に、少しでも早めにお知らせしておいたほうが良いでしょうし、それぞれ事前の準備も大切にしていただきたいものですから。

【保護者・学生向け合宿2014】
応用行動分析学の基礎と実践を学ぶ
日時：2014年7月20日（13:30開始）〜21日（16:00まで）（１泊２日）
費用（１名）：100,000円程度（昨年参加の方、90,000円程度）　・・・　二日目の朝食と昼食代、宿泊費込み。

【2014年行動分析学道場（行動分析学研修合宿）】
日時：2014年8月18日（13:00開始）〜20日（13:00まで）（２泊３日）
受講生：今年は下記の２つの受講タイプがあります。

［プロ受講生］教師、保育士、心理士、医師、福祉施設職員、大学院生を対象とします。職業をお持ちの社会人も対象とします。明確な学習目標があります。事前課題があります。道場で15分程度、発表していただきます。事例研究や実践の進め方について、特に師範の島宗理先生（法政大学）からのご指導を受けることができ、さらに他の師範からの指導・助言を受けることで、行動分析学や事例研究法を自らの生活や職場によりよく活かせるようになることが期待されます。（費用：150,000円程度。一昨年、昨年いずれかの道場参加者は130,000円程度。二日目と三日目の朝食と昼食代、宿泊費込み。）
［一般受講生］一般の方、主婦、学部生（下記講師陣の大学や大学院での講義を聴講したことのある者で、講師の推薦を得た者）。すべての講師陣から学ぶ意思のある者。2013年または2014年の『保護者・学生向け合宿』を受講した者。一般的な事前課題があります。学生、大学院生の場合、学生証のコピー画像をお送りいただきます。（費用：110,000円程度。一昨年、昨年いずれかの道場参加者は88,000円程度。二日目と三日目の朝食と昼食代、宿泊費込み。）

ただし、お子さんやご家族、自分自身、児童生徒の相談を目的としてのご参加は、固くお断りいたします。相談というのは継続的な支援を受けることで成立するもので、合宿はこうした相談の要件を満たさないためです。

以上が、現在のところでの予定です。

行動分析学道場のほうですが、「プロ受講生」と「一般受講生」のどちらかを選んでいただくことになります。これによって、特にプロ受講生には学んでいただくべきことが明確になります。ご自身の生活や仕事での問題解決のスキルなどに磨きをかけたい方は、プロ受講生としてチャレンジしてみて下さい。プロ受講生のほうは、若干名で締め切ります。ご希望に添えず、一般受講生のほうに回っていただく場合もあるかもしれません。

対して、一般受講生は行動分析学をより身近に受講生の興味関心の範囲で学んでいただきます。プロ受講生ほどの課題を求めませんので、楽しみながらご自身の理解を深めていただきたいと思います。学生や保護者が参加することもできますが、繰り返しますが、お子さんやご家族、自分自身、児童生徒の相談を目的としてのご参加は、固くお断りします。

上記のように、昨年や一昨年の「行動分析学道場」を受講された方向けには、リピーターとしての参加費用でご参加いただけます。

【中高生のための心理学体験合宿】は今年も秋頃を予定していますが、日程は未定です。

教科書ですが、昨年までに指定した教科書はもちろん、特に道場の「プロ受講生」につきましては島宗理先生の新刊『使える行動分析学: じぶん実験のすすめ』（ちくま新書）は必読書となります。一般受講生も、この本を読んだ「プロ受講生」のプレゼンを聞いて観察して学ぶわけですから、当然、必読書です。

日本を代表する行動分析学の研究者や実践家から、直接学ぶことができる非常にエキサイティングな合宿です。夏の休暇も良いですが、学問的なニーズを満たしつつ、西軽井沢の恵まれた自然の中で過ごすレジャーとしても毎年大好評です。

正式な案内と募集は、各合宿の開催日の２か月前程度を予定しています。

ご参加ご希望の方は、上記の日程を確保しておいていただければと思います。

以上、プレ告知でした。

奥田健次