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世界各地から招かれる国際的セラピスト 奥田健次独占インタビュー【前編】
世界各地から招かれる国際的セラピスト 奥田健次独占インタビュー【前編】
奥田健次(行動分析学者)Xアマゾン
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書店で見かけた『拝啓、アスペルガー先生』

パートタイム教授、奥田健次です(^o^)

大学を超早期退職して、西軽井沢で売りに出されていた5,000坪の廃校を買い取り、そこに幼稚園を設立しようとしています。長野県に今年6月申請いたしました。早くて2年かかりますが、日本初の行動分析学を用いた私立幼稚園となります。

さて、実際には一昨日(本の奥付)発売となりました、新作『拝啓、アスペルガー先生 -私の支援記録より』(飛鳥新社)の売れ行きが好調とのこと。この時期、あまり本が売れないらしいのですが、それでも書店でもウェブでも動いているんですって。ありがとうございます!

なんでこの時期、本が売れないのかね?

って考えてみたら、まあお盆が明けてバタバタしているときに読書の時間を確保するのは、なかなか難しそう。

俺も書店にすら、ぶらりと立ち寄ることもないくらい忙しいもんな。

でも、昨日、出張を終えて羽田空港から軽井沢へ戻る前に、東京の書店に寄ってみました。その書店では「話題の新刊」のところでも「子育て」のところでもなくて、「心理学」のコーナーにおかれていました。

「心理学」のコーナーがあれば、そこなんですね。

小さな書店だったら一般書のところに置かれていることもあるそうです。

自分でも写メってきました。



すでに、予約販売などで1週間前くらいに入手された方からは、さっそく読後の感想などもお送りいただきました(^^)

面白いのは、行動分析学や行動療法のプロなどは、一般向けに平易に書かれた文章に隠されたアセスメントのポイント、標的行動の選び出し、行動の原理に基づく伝統的な技法、その新しいアレンジなどを発見しながら、なかば興奮状態で読んで下さっているという点です。科学者というのは、基本原理がうまく応用されていることを発見することに興奮を覚えるものです。

秘伝の巻物の中身をチラッと見たかのような感覚だそうです。

一般の方々からは、ところどころ感動してウルっとするところがあるそうなのですが、それだけは著者としては「どこで?」となってしまいます。ありのままの事実を読みもの風に書いたので、問題の事実と結果が淡々と分かっていることですから、感動してられへんのかな。

俺が感動しない人だとかいうのは、ちゃうよ。

最近では「アナ雪」でも泣いたし、ちょっと前では「TIME」でも泣いたし、小学校の頃まで遡れば「南極物語」でも泣いた。なんなら「子猫物語」だけでも泣けたし。

ところで、何度かこの新著が同じ飛鳥新社からコミック版化が決定していることもお伝えしてきましたが。こちらはもっと泣けるそうです。すでに飛鳥新社の担当や営業が泣いているんだそうで。

書籍版は中学生が読んでも理解できるように心がけましたし、コミック版については小学校の高学年が読んでも理解できるようにしています。したがって、発達障害の「きょうだい支援」のための参考書にもなることも期待できます。

なので、当初からマンガ家さんには「Noエロ、Noホラーでお願いします」とお伝えしてきました。

そうそう、ところで。

今日は軽井沢でケース会議でした。

この本の話になって、俺がこのことを紹介するとき「今回のマンガ化にあたって俺がまず伝えたことは『Noエロ、Noホラー』でってね。『Noエロ、Noライフ!』」と弟子らに説明しました。

『Noエロ、Noホラー』と言った後、もう1回どうしても言ってみたくなって、『Noエロ、Noライフ!』と思いっきり矢沢永吉さんばりに言い直してみました。タワーレコードの「NO MUSIC, NO LIFE.」をもじって、言ってみたくなったのです。

言い方は格好ええねんけど、次の瞬間、「あ、これあかんやつやん!」と即・自分ツッコミ。『Noエロ、Noライフ!』だったら、意味がまったく逆になってしまうよね(^^;)

「エロなしでは生きられない!」の意味になってしまうがな。

そんなわけで、エロは描かれません。でも、ホラーは実はマンガ家さんによる仕込みがあります。マンガやドラマだから出来ることってあるんやなと実感し、もちろんOKにしています。

コミック版の『拝啓、アスペルガー先生』の追加情報も、冬くらいになれば出来ると思います。それまでに、書籍版を先に読んでおいていただければ、どこがどうマンガ家によるアレンジなのか考えながらお楽しみ頂けるでしょう。

奥田健次

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コメント (8件)

  1. 読みました♪
    名言いっぱいでした!
    大事な一冊が増えました。ありがとうございました。

  2. 発達障害のお子さんを、教え子と書かれているとこが好きです。

    わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい!ってかんじですね。

    ひそやかに応援してます

  3. いつもブログを拝見させていただいております。初めてコメントします。発売日に買った「拝啓、アスペルガー先生」を今、やっと読み終わりました。小学校の夏休み中で、子供の相手等で忙しかったもので。

    あとがきを見て、思わずコメントしてしまいました。私も昨年の今頃は、「子供を殺して自分も死ぬ」と本気で思ってたものです。今は何とか色々乗り切り、毎日を無事終わらせる事が出来ています。

    奥田先生の本は、全て読みました。こうして救われている親子のために、これからも素敵な本を書いて下さい。

    残念なことは、奥田先生のような臨床家が近くにいないことですが、心の師匠として慕わせて下さい。ますますのご活躍、期待しております。

  4. 奥田先生、こんばんは。
    「拝啓、アスペルガー先生」拝読しました。
    引きずり込まれるように、一気に読了しました。

    夜尿への介入は「えー!」と思わず声がでました。以前、長女が夜尿で2年間通院していたんです。結局アラームであっさり治ったんですが。長女も「全然違うやん!奥田先生にみてもらえば良かった」と。
    長女も一気に読み、面白かったと言っていました。「奥田先生って世界的な先生やのに、○ンコとか言うんやね~」と笑っていました。

    あるお話を読み終わった後、挿絵のイラストを見た瞬間にウルッとなりました。
    イラストの仕掛け?も何度見ても泣きそうです。一見何でもないことが難しいんですよね。

    先生の具体的なご指導の様子に釘付けになりました。素直で可愛い子供達…先生が子供達を輝かせているんですね。

  5. こんばんは!老師

    私の場合は(どうでもいいと思いますが^^;)ウルっとはこなかったです。胸辺りがじぃーーー〜ん。。と熱くなりまくりました。
    物語を読んでるんですね。
    行動の基本原理がうまく…とか分かるようになると、違う視点からもう一度楽しめる…のかな。
    あと、半ばにあった漫才は良かったですね〜( ´ ▽ ` )サイコー!可愛い♥️お二人とも

    本が売れない時期だったのに、すごいですね。
    ちなみに私は「子育てプリンシプル」を誤って2冊購入しちゃいましたけどね。マイドアリー
    一冊は保存用!にしました。
    後、奥田先生の名のつくもの、とりあえずほぼ揃いました。と思います。後は読書の時間…が欲しいこの頃。

  6. こんばんは(^_^)
    読ませて頂きました。専門的な分析は専門家ではないので出来ませんが、先生の繰り出す技の数々や会話などおおお!と思う事が多く、ただただ素晴らしい!と思いました。って言葉で書くと陳腐になってしまうなあ、、、

    お子さんへの指導ももちろんですが、保護者の方への説明やレクチャー、親も子もオーダーメイド。
    対保護者の応対がきっと書かれている何倍も大変なんじゃないかと。勝手に想像。でも先生に見込んでもらって、先生は厳しいとおっしゃるけど、すごく温かい指導を受けている方々はずっと遠くからでも太陽に照らされてる感じじゃないかなと思いました。
    クライアントご家族との絆とお子さんたちへの愛に溢れてる。本当はボケたいのにツッコむあたりも(^_^)

    先生は本当にあったかいお方ですね。

    どこで涙したかは、書くとネタバレになるので控えますが、実は最初のまえがき?から、じーんときてしまい、とても温かい気持ちで読みました。
    次はこういう事をしたからこういう風になるんかな?とまた違う読み方をします。

    おっ!稀にみるエロ!
    私はNO MUSIC,NO LIFE!を体感してきました。
    コミック版も楽しみにしてます(^_^)

  7. こんばんは(^-^)/

    やっと大阪であった試験が終わり結果は9/20ですが とりあえず一段落して 今日から少しずつ、ゆっくりと先生の本を読み始めました。
    子供さん達が本当にチャーミングで一人一人カワイイですね。先生と出逢えた お子さんや親御さんも幸せだけど先生も 子供たちと出逢えて幸せですね(^-^)

    コミック版も楽しみにしています。

  8. こんにちは。

    「拝啓、アスペルガー先生」、早速読ませて頂きました。
    稚拙な感想で申し訳ないのですが、面白かったです。
    先生と同業の方たちと同じような分析は私には到底できない訳ですが、先生の繰り出す一手に「そうくるのかー!」と感嘆と笑いの連続でした。

    先生自身、「どこで感動するのか解らない」とおっしゃっていますが、私は少し解る気がするのです…って、感動者代表みたいな言い方も変ですけど。

    なんか子供に対する深い愛情を感じるのです。
    親子でもない他人が、よそ様の子供にこんなに愛情を注ぐ姿が私にとっては珍しく…というか、大人・子供に関わらず、そんな光景をあまり目にしなくなったというか、私が見えていないだけなのか…
    なんとなく自分の事を考えてしまう、そんな本でした…って、ちょっと見方が変ですかね。

    まわりの方にも勧めてみたいと思います。

    久しぶりのコメントなんですが、余談を少し…
    「NOエロ、Noライフ」、先生のブログで「エロ」という言葉を初めて見ました。
    ちょっと安心しました、マル!!


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奥田健次(行動分析学者)プロフィール

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奥田健次(おくだけんじ)
身長・体重 174cm・63㎏
生年月日 1972年1月20日
血液型 B型
出身地 兵庫県

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