SUPER GT #30 第1戦コメント
【金曽裕人監督コメント】
今回のレースでは、1ポイントでも多く獲得することを目標に掲げて臨みましたが、決勝がスタートまもなくして、これまでGT-R GT3で起きたことのない駆動系トラブルに見舞われてしまったことは残念でなりません。
もともと、岡山はGT-Rにとって相性が良いサーキットとは言えない中で、影山選手はテストの段階から先を見こしつつ効率の良いセッティングを模索して行ってくれていたので、今回は完走してデータを残したかったのですが…。
しかし、岩崎選手も影山選手の持っている多くの引き出しを少しでも盗んでいこうと努力しています。ドライバーコンビネーションは万全なので、今後のIWASAKI apr GT-Rに期待してもらいたいと思います。
【岩崎祐貴選手コメント】
今回はあまり走る機会はありませんでしたが、3月の岡山で行った合同テストの状態から、富士テストで問題点がかなり改善されて、フロントとリアのタイヤのキャパシティが増えたので、乗りやすいマシンになって岡山に持ち込むことができました。
岡山はGT-Rにとって相性の悪いサーキットということもありますし、合同テストと今回のレースでトラブルが出ているので、運に恵まれていなかったのかもしれませんね。
まだ、ブレーキ面で問題が残っていますが、次戦の富士はテストの手応えも良かったし、セクター1、セクター2はGT-Rにとって有利に働くコースなので、確実なレース運びで表彰台に乗れるよう、全力を尽くしたいと思います。
【影山正美選手コメント】
予選では、足回りのパフォーマンスが十分に発揮できず、特に第2セクターで僅かにタイムを伸ばすことができなかったことで、思ったよりもタイムが伸びませんでした。
決勝では、レース開始3周目になってギアを上げた瞬間、異音が出て挙動を乱し駆動がかからなくなったため、急遽マシンを止めることになりました。結果は、駆動系トラブルということでしたが、着実に順位を上げていたので、今回のトラブルは残念でなりません。岩崎選手にステアリングを繋ぎたかったですね。開幕戦をノーポイントで終えたことは残念ですが、まだまだ始まったばかりなので、今後のレースできっちりポイントを獲得していきたいと思っています。
3月上旬の岡山テストと富士テストを通して、マシンの状態は確実に良くなってきてはいますが、まだまだマシンパフォーマンスを引き出せるので、良い方向を見出せるよう努めていきます。
レーシングドライバー影山正美が直接指導するドライビングスクール