おうちで簡単、赤身ステーキの焼き方!強火&アルミで休ませるだけ
おうちで簡単!ステーキを焼こう〜
こんにちは
売り場や通販サイトでよくお問い合わせをいただくのが、
どうしたらステーキをうまく焼けますか?
ステーキの火加減がわからない…
など
ビーフステーキの焼き方についての質問がとても多いです。
ステーキと一口に言っても、品種や部位よって赤身系、霜降り系がありますし、仕上がりの好みもさまざまです。
赤身系だと火を通し過ぎてパサパサになつまてしまったり、硬くなってしまうという相談が多かったり、
一方で、霜降り系だとフライパンに脂が溢れてビシャビシャになってしまうとか、焦がしてしまうといった声を聞きます。
そこで
今日は私のステーキの焼き方について書いてみます。
そうそう
ステーキのリブロースやサーロインを注文する場合、最近は牛の増体化が進み大きくなっているので、150gと重量で選んでも1枚の判が薄く、ステーキらしい厚みがなく、焼きにくい場合があるかもしれませんね。
黒毛和牛や交雑牛など国内産のリブロースやサーロインステーキを注文するときは、厚みを出すために判を半分にカットしてもらうと良いですよ。
こんなイメージです
↓
同じg数をオーダーした時に、左の判のままだと薄切りになってしまいます。
それを半分にカットしてもらい、右くらいの大きさの判にしてもらうことで同じ重量でもステーキらしい厚みを出すことができます。
さて本題に戻しましょう。
私のステーキを焼くポイントは、
ズバリ 強火です!
お肉にストレスをかけないように「低温で焼く」というシェフもいらっしゃいますし、それぞれ良さがあります。
ですが、ですが
私は専ら強火派です。
ただ、悩ましいのはテフロン加工のフライパンは空焚きや強火に弱いこと。
わが家ではステーキを焼く時は南部鉄器のフライパンを使っています。
3000円台でAmazonで購入することもできますので、美味しく焼くための道具として購入のご検討をおすすめします。
テフロン加工のフライパンの場合は油をひいてから中強火で加熱してから焼き始めると良いでしょう。
なお、
今回は、
黒毛和牛や交雑牛の赤身部位(モモ、ランプなど)のステーキの焼き方
をご紹介します。
*霜降りのステーキや輸入ビーフのステーキの焼き方ははまた別の機会に書きますね。
先日、YouTubeでも赤身ステーキの焼き方をご紹介しました。
↓【お家で簡単!赤身ステーキ】片平梨絵のお肉の世界!#StayHome#コロナ自粛艶々ロゼ色のステーキを焼こう♪
初めての動画作成ということもあり、動画の中では150g前後、180~200gの重量でで寝かせる時間を変えるように紹介しましたが、少しわかりにくい点もあったので、こちらのブログではよりわかりやすく改良しました。動画を見てかららだとイメージしやすいと思います
まず、
お肉は厚さによって火の入り方が全く変わりますので、
焼き始める前に
肉の重量よりも、
2㎝なのか、3cmなのか
お肉の厚さ
を予め確認しておきましょう。
かたまりの肉の場合は2㎝または3㎝にカットしてからステーキを焼きましょう。
そして
ステーキの焼く工程は、
①お肉を冷蔵庫から取り出し常温に戻す
②強火で焼く
③アルミで包んで休ませる
と
たったの3つ。
なんてシンプル!!!!
お肉の厚みによって、常温に戻す時間、アルミに包む時間を調整しさえすれば、
ご家庭でも簡単に、表面はカリカリ、中は艶々、ロゼ色のステーキができでしまうんです。
それでは写真とともに解説していきますね。
ここでは、
肉の厚み2㎝の場合、3㎝の場合、
それぞれの時間を記すことにします。
①お肉を冷蔵庫から取り出し常温に戻す
冷蔵庫から取り出したお肉はパックや真空包装をはずし、キッチンペーパーでドリップ(赤い汁)をしっかり拭き取り常温に戻しましょう。
常温に戻す時間は
・2㎝は30分(冬場は 60分)
・3㎝は50分(冬場は90分)
焼き始める直前にお肉の表面 に塩、胡椒をふります。
②強火で焼く
強火でフライパンを熱します。煙が出始めたら少量の油を加え、フライパンになじませます。
この時、煙がたくさん出ますが、気にせず強火のままで!
強火のままフライパンにお肉を入れて焼き、 しっかり焼き色がついてきたら肉を裏返します。裏表に焼き色がついたら側面も焼き色をつけます。
熱いのでトングが使いやすいです。
*フライパンの上で最後まで火を通そうとすると、パサパサしたり、お肉が硬くなってしまうので、表面に焼き色をつけたあとはお肉を休ませながら余熱で火を通していくイメージです
③アルミで包んで休ませる
すべての面に焼き色をつけたら、アルミホイルに包んでお肉を休ませます。
アルミホイルに包んで放置するだけですよ!
休ませる時間は
・2㎝は7分
・3㎝は12分
あとはカットして盛り付けるだけ!!!
適当な大きさにカットします。
このとき、お肉の繊維に対して垂直にナイフを入れるようにしましょう。
*お肉の切り口がロゼ色で生肉っぽく見えるかもしれませんが、アルミで包んでいる間にじんわりと熱が入っているので生肉ではありません。安心して食さられます。
*レアめのお肉が苦手の人は、約時間や休ませる時間で調整するよりも、焼き始める前にお肉を分割してサイズを小さくしてから焼く方が失敗が少ないです。
包んでいたアルミには肉汁がでますが、これは旨みの素なので、ここに醤油や塩を加えてソースにしてお肉にからめて食べてみるのもおすすめです!
できあがり
主宰:片平梨絵