スビトリーナ、2020初戦敗退(女子テニス343)
2015年と2018年のブリスベン国際の優勝者エリーナ・スビトリーナが、ダニエル・コリンズにいいところなく1-6、1-6の大敗を喫しました。
スビトリーナが来週のシドニーにエントリーしているのかわかりませんが、もししていないのなら、スビトリーナは実質ぶっつけ本番で全豪オープンに、しかもこの嫌な敗戦を引きずったまま臨まなければならず、2020年の出鼻をくじかれましたね。
敗戦の原因は明白で、スビトリーナの弾道の低いフラットボールがコリンズにとっては打ちごろで、スタッツはわかりませんがウィナーを決めまくられたことですね。
イメージとしては、マリア・シャラポワのハードボールがセレナ・ウィリアムズには打ちごろで、シャラポワがセレナに負けている試合を観ているようでした。
スビトリーナとしては、コリンズのすべてのボール、ウィナー狙いなんて必ずどこかで崩れるというイメージがあったと思いますが、崩れることがないまま試合が終わってしまいました。
というか、スビトリーナももはや途中でやる気を喪失していましたね。
本来であれば、スライスや中ロブを織り交ぜるなどしてミスを誘うか、リスクを覚悟で自分から先にウィナー狙いをしなければならない試合でしたが、なんの工夫もないままに負けてしまいました。
スビトリーナとしては、昨年の優勝者カロリーナ・プリスコバ同様にこの大会で決勝まで残って、いいイメージを持って全豪オープンに臨みたかっただけに、これはちょっと痛い敗戦でしたね。
ちなみに、そのプリスコバは昨年は全豪オープンで準決勝で大坂なおみに敗れましたが、ファイナルセットは明らかに有利な展開で、グランドスラム初優勝にあと一歩というところまでいきました。
今年は、スビトリーナ、プリスコバ、そしてベリンダ・ベンチッチの誰かに絶対にグランドスラム優勝を果たして欲しいですね。
蛇足ですが、ニュージーランドのオークランドでも大会が開催されており、ダリア・カサキナVSスアレス・ナバロという注目の対決が配信されていますが、残念なことに音声がないので観るのをやめました。
また、instagramを見ると我らがマリア・シャラポワがブリスベン入りしているので、これはブリスベン国際はシャラポワの応援に回るしかありませんね(*^^*)
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そういえば見返したらバグダディス、コリンズ戦にいましたね。
そうだ、大村さん、スビトリナについてはオフに引退ほやほやのバグダディスをコーチに迎えましたね。
https://twitter.com/marcosbaghdatis/status/1204746787187232768?s=20
これでアンドリュー・バトルはこころおきなくヒッティングパートナに専念できると言いたいのですが、バグダディスがフルタイムで見るのかが不明ですね。
このあとブログに上げますが、僕の現在の一押しはアマンダ・アニシモアです。
現在はともかく、大坂なおみがさらに一ランク上に行って、ココ・ガウフが力をつけたときに
彼女たちに対抗できる最有力はアニシモワだと思っています。
もちろん、スビトリーナ、プリスコバ、ベンチッチの3人にも頑張って欲しいですが。
さて、久しぶりにここでまたコメントをすることになりました。
今では自身のnoteもありますが、プレイヤーに焦点をあて大会を振り返る内容ではないので、思う存分ここで試合内容の感想をさせていただきます。
スビトリナとコリンズの勝敗を一番わけたポイントはスビトリナのセカンドサーブをことごとくリターンエースしまくったことですね。これで全てが決まってしまったと見ていいと思います。
昨年ウィンブルドン、全米と2大会連続でベスト4したわけで今回の全豪で3大会連続ベスト4入りできるかがスビトリナの大きなポイントになってきますね。
そしてウィンブルドンと全米のベスト4のディフェンドを考えると全仏でもベスト4を目指していかないといけないですね。そのためには割り切ってマドリード、特にローマをうまく全仏の調整に使えるかになってくると思います。
コリンズはスビトリーナの2ndサーブを、ベースラインの内側に入って叩きまくっていましたね。
ただ、あのようなリターンではネットに引っ掛けるミスも出るはずなのですが、
コリンズはほとんどノーミスでしたね。
僕が杞憂するのは、これがスビトリーナのトラウマにならないかです。