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la poupee コバヤシユウジ君 評

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友達、マジシャンのコバヤシユウジ君。

読ませていただきました。

ありがとう!

 

 

今夜はパーツさん主宰の東京人形夜の公演を鑑賞。これまで人形振り(人形のように動くパントマイム)をサイレントで演じてきていたのだけど今回は新たな試みでセリフ劇。
いざ観て大いに揺さぶられた!
これまでと異なり、(素顔もあったけど)マスクをつけずに素顔に”人形的なメイク”。
(このメイクが個人的にはとても好き)
冒頭から人形振りで動きながらしゃべり出すパーツさんにやられた!
そういうことかー!と。
セリフは普通の人のような話し方ではなく高めの声でありながら抑制されている、表情は基本的に変わらない。
そして人形振り。
これがいい意味での違和感を醸し出している。
これ一歩間違えるとギャグになってしまうのだけど、そこが人形振りのプロ。
技術的な面で人形的(人形が動いたらこうだろうという動きね)な動きがしっかりとしているので、その動きの中で言葉を発するととても不思議にみえる。
この組み合わせはすごいですよ!
映画などで観られる人がアンドロイドやロボットを演じたものは、人間であろうとする前提がある中で、若干、非人間的な仕草や感情を表現することで人間になりきれて無い様を現している。
また、トイストーリーのようにオモチャが人のように意志を持って動くという表現は個々のオモチャの特徴を活かした動きや感情表現がなされる。人型であったりそうでないもの様々。
で、今回の観たこの人形振りセリフ劇の場合、ロボットではなくって人形。人間になりたい人形ではなく人形に意志があって動いていたら?というファンタジー。とはいえトイストーリー的なものとはビジュアル的にも異なり、見た目はどうみてもリアルな人間である。
でも動きが抑制されたもの。けれども感情があるようにもみえる。
要は人形と人間的なモノが混ざっているようにみえる。
僕にはそう見えた。
それがなんとも刺激的!!
例えば、人形同士話をするにしても目が合っていなかったり表情は硬いまま。1人のキャラクターが動いていたり話している時、他の人形は全く動かなかったり、無表情。通常の人間のコミュニケーションではあり得ない情景。けれども発するセリフの間や言葉の端々に感情を感じる。
こういったズレた組み合わせが人間でもなくタダの人形でもないように見えてくる。
そして、劇中おこなわれるダンスの動きからは表情などは抑制されているが、動きの中から感情的な躍動感も感じる。
なんかいろいろ感じてしまったんですよ!すげー。
僕自身、アンドロイドやロボット的なものから人間について考えるのが好きということもあるが、
それを新しい形で体現されたように思えて感動。そんで、自分自身も何かとインスパイアされましたよ。
単にセリフが加わることで分かりやすくなる、というためのものではなくて、極端に言えば違和感を出すためのセリフでもあったりするのかなと。
とにかくこの試みは素晴らしいですよ。

そんで、公演後、パーツさん、Fixさん、オリーブさん達とそれぞれいろいろお話をしたのだけどなにかと興味深いことが聞けて良かった。
これからどう発展していくのかすごく楽しみ!!

http://tokyoningyoya.blog.fc2.com/blog-category-0.html
劇団 東京人形夜 公演情報
フジテレビ「ほこ×たて」等で人気の大道芸人、パフォーマーパーツによるエンターテイメント!
tokyoningyoya.blog.fc2.com

 

 

 

 

パーツイシバへのお問い合わせは所属事務所㈱トゥインクル・コーポレーションへ http://www.twinkle-co.co.jp

 

 

 

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パーツイシバ(演出振付家)

パーツイシバ(演出振付家)
所属事務所:㈱トゥインクル・コーポレーション
生年月日:1969年9月12日

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