全日本選手権 レポート
お待たせしました！！
第34回ライフセービング全日本選手権大会レポート。
10/11（土） オーシャンマンレース 準決勝
朝はあいにくの雨だった。やはり海でレースをする時は快晴の方が断然気持ちも盛り上がってくるが、
朝から雨。。。
気持ちを上げていくのに苦労した。ボードレスキューの準決勝を無事に終え、土曜日最後のレース、
オーシャンマンレース準決勝。
この日のオーシャンマンの順番はスキー（カヤック）、ボード（ボードパドリング）、スイムの順番だ。
９月は海外の仕事もあり思うようにトレーニングをしっかり出来なかったが、大会直前に必死に調整した時は、スキーの調子は悪くなかった。しかし、レースが始まると思うように体が動かず、重たいのなんのって。。。
しかも問題が、ペースを上げていないのに脈が上がっている。
そのまま、ズルズル、レースは終了。決勝に勝ち上がれる、ぎりぎりの５位で通過。
その夜、アクア鍼灸治療院の矢島さんに弱音を吐いたら『絶対大丈夫だよ、筋肉の調子もいいし』と言われ、矢島さんに言われると、何となく大丈夫な気になってしまう。ポジティブ～
10/12 （日） 決勝
朝から気持ちは落ち着いていた。オーシャン競技では朝から、すごい勢いで次から次へと、決勝レースが行われる。
まずは、チームメートが３人決勝進出の女子サーフレース（スイムのみ）決勝から。
昨年から大会に出始めた花岡選手がなんと、第２位に入る素晴らしいレースを見せてくれた。
自分のこと以上に嬉しかった。彼女も仕事をしながら、必死にトレーニングをして、しかも全国大会で人生で表彰台に上がるのは初めて。それを家族に見せることが出来て、みんな喜んでいた。
朝から、泣かされた。。。
仲間の素晴らしいレースを見て、俺に火がつかないわけが無い！！！！！
魂にスイッチが入った。。。
前日とウォーミングアップのやり方を変え、準備万端！
レーススタート！！決勝は１５名でスタート！
サーフスキーのスタートは成功し、いい位置で沖のブイへ。
しかし、途中右サイドの若手のライフセーバーがアタッてきて、パドルを漕げない状態。。。
そのまま、何パドルもミスして、仕方ないから左を強く漕いだら、左も漕げない状態になってしまった。
パドルがぶつかり離してしまった！！！ 最悪な展開。。。
すぐに立て直せることは出来たので、先に行ってしまった先頭集団を後方から必死に追い上げた。
その差はあまり縮まらない状態で、次のボードへ。
ここで、４～５位。
ボードで沖に行く時は、もはや何も考えず必死に前を追いかけた。ここで離されたら、波は全くと言っていいほど無いから後半追いつくことを期待するのは無理だ！
なんとか沖で集団の最後尾につくことが出来たので、気持ちを一度落ち着かせた。。。
ここからがレースだ。
後半、バテテはいたが、ほんの小さい、うねりがきたので必死にパドルして乗りつないで３位に上がった。
次は得意のスイム。
トランジットのランニングでダッシュして一人で逃げている選手を追いかけた。もうバテバテ。。。
毎回呼吸をして、必死に呼吸を整え猛追。
最終ブイをまわった後にトップの選手（長竹選手）に追いつき、そこからはデットヒート。
お互い、全日本でオーシャンマンレースに勝った経験がある選手なので、どこでスパートをするのか駆け引きが始まった。
勝敗を分けたポイントは、波打ち際の小さなうねり。
波が無い日だったけど、小さな波はある。スイムでもそれを感じ最後まで波に乗れなくてもそのうねりを利用して、勢いをつけ前へ出ることが出来た。最後はランニング勝負。
ゴールする前に勝利を確信した。
応援してくれている仲間たち、素晴らしいスポーツ『ライフセービング』に感謝して７年振りに『１番』でゴールすることが出来た。
みんなありがとう！！！！！
今回はライフセービングの魅力を再確認し、そして、館山サーフクラブのメンバーと共に勝ち取った、
復活の勝利だった。
もはや自分のためにレースする自分からは卒業し、仲間のために、そしてこれから活躍するライフセーバーのためにレースしたいと心から感じてレースすることが出来た。
最後に、無理を聞いてくれている事務所スタッフの皆さん、僕の恩師 相澤御夫妻、
日本ライフセービング協会関係者の皆様、スポンサー関係の皆様、
走れ！ポストマンのスタッフの皆様、ザ・ベストハウス123のスタッフの皆様、ファンの皆様
いつも感謝しています！！！
ありがとうございます！！！
これからも、目標を高く！！頑張っていきます！！
これからもよろしくお願いします！！
飯沼誠司
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