「ちょうどよかった」という魔法の言葉
天気予報通り、午後の神戸は雨模様です。空気が乾燥していると、昨日のような山火事は心配ですね。でも植物たちにとっては、嬉しい雨かもしれませんね。
我が家のバルコニーから見える大阪方面も、雨でけむっていますね。雨になると動物はよく眠るそうですが、ミューナも午後から先ほどまでベッドで爆睡していて、今はテレビ台に乗ってまた眠っていま〜す
さて私は過去にいろいろな職業を経験していますが、最も過酷だったのが飛び込み営業の仕事です。一軒、一軒お家に訪問して、営業活動をする仕事でした。話を聞いてもらえることはほとんどなくて、圧倒的なネガティブ攻撃を受けることになります。
愛想なく追い返されるのはマシなほうで、意味もなく罵声を浴びせられたり、写真を撮られて脅されることもありました。法律に触れるものを売っていたわけでも、強引な営業をしていたわけでもありませんよ。ただ訪問するだけで、そうした対応を取られるのですよね〜
もう二度とやりたくない仕事ですが、良かったなぁと思えるのが、今日のブログタイトルの言葉を上司から教えてもらったことです。話を聞いてもらえたお客さんには、一生懸命販売トークをすることになります。
ところが最終的に契約するかしないかに関わらず、否定的な言葉が必ず出てきます。契約しないことの理由を列挙されるのです。私は小中学生の塾の勧誘をしていましたが、「他の塾に決めたところだ」とか、「うちの子供は塾に行かせない方針だ」とか、キリがありません。
そうした相手のネガティブな反応をきちんと聞いたうえで、「ちょうどよかったですね」という言葉を言うように指導されました。なぜ「ちょうどよかった」かの理由はあとから考えます。とにかくお客さんが否定するために出した言葉を、逆に肯定するということで驚かせるという理由なのです。
塾の勧誘に来ている人物に対して「他の塾に行っているから」という言葉は、「ちょうどよかった」はずはありませんよね。心理学的に言いますと、そうした予想もしない反応があったとき、その理由を知りたくなるそうなのです。
もう営業をすることはなくても、この言葉は私にとって大切な言葉となっています。人生のなかでは、いいことも悪いこともありますし、望むことが起きれば、望まないことが起きることもあります。それが、どのような出来事であっても……。
私は「ちょうどよかった」と自分の心に語りかけます。そして、その「ちょうどよい」理由を見つけます。そうすると人生で起きる出来事は、常に「ちょうどよかった」ということがわかってきます。
「今、ここ」で起きることがポジであってもネガであっても、それは「ちょうどよかった」のです。そのときにはわからないとしても……。だから私の営業活動の経験は「ちょうどよかった」のですよね〜
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