嫌われる勇気
関東地方は雷雨等で大荒れの天気のようですが、神戸は穏やかな晴天が続いています。暑いのですが、自宅にいると風が気持ちいいですね。雷の音が少し聞こえた程度で、雨が降ることはなく夏のような夕暮れです。
さて、先日自分へのご褒美に買った本を読了しました。本当に素晴らしい本で、ここ近年では私のベスト1に輝く本になりました〜
『嫌われる勇気 〜自己啓発の源流「アドラー」の教え』岸見一郎、古賀史健 共著という本です。
よく慣用句で「目から鱗が落ちる」と言いますが、全身から鱗が落ちた気分になる本です。今までの自分って何だったのだろうと思いつつ、私の根本的な考え方がこの本と同じことに驚きました。実践できているかどうかは別にしてですけれどね〜〜
アルフレッド・アドラーという心理学者が提唱した「アドラー心理学」の入門書です。全編を通して青年と哲人との対話形式で書かれている本ですので、誰でも理解できるような構成になっています。自分がその青年の気持ちになって読むと、さらに理解が深まると思います。
アドラーという人物は、フロイトと共同研究をされていたこともあるそうですが、独自の心理学分野を開拓された方です。どちらかといえば実践派の方で、対話を通じて自分の理論を展開されていたそうです。だから著作等が少ないとのこと。
ソクラテスも同じタイプの人物ですが、プラトンが著作にすることでその思想が歴史に残ることになりました。そのアドラーに対するプラトンでありたいと、研究をされて著作を残されているのが、この本の著者の一人である岸見一郎さんです。
心理学ですから、基本が学問です。宗教的な怪しいものではなく、理論的に人間の心理を追求されているのがこの本です。
・ありのまの自己を受け入れること。
・他者を無条件に信頼すること。
・「共同体感覚」というワンネス意識を持つこと。
これらの一部の項目を見ているだけでも、「あっ!」と思われる方が多いと思います。そう、スピリチュアルの書籍等で説明されていることですね。スピリチュアルの分野で取り上げられていたことについて、学問として研究されている方がいたなんて……。もうビックリしました!
そして全編を通して伝えられているのが「いま、ここ」にいることです。過去や未来という因果関係の「線」としての人生ではなく、「いま、ここ」の「点」としての人生を積み重ねていく大切さが書かれています。
私がブログでごちゃごちゃ内容を書くより、読んでいただくほうがいいですね。今、誰かに本について尋ねられたら、間違いなくこの本を推薦します。手元に置いておいて間違いない本です。
私はさっそく図書館でアドラー関連の本を予約しました。とりあえず読みあさって、勉強しようと思っています。そして、自分で実践しつつ、新しい物語に反映させていければいいなぁと思っています。
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