ジョナサンが求めたもの
図書館から勉強本が届くのを心待ちにしているのですが、昨日の午後にようやくメールが届きました。それも一気に4冊分……
明日は外出日ですので、本を4冊持って帰ろうと思います。でもその空いた時間で手持ちの本を読み返すことができましたので、充実した時間を過ごしています。午前中は雲が多かった神戸ですが、午後からは青空が広がり夏らしい天気が続いています。
そして同じく時間が取れたので、先日購入した『かもめのジョナサン完成版』を読了することができました。1970年にこの物語が出版されたときは、Part3が最終章になっていました。ジョナサンが弟子のフレッチャーに後事を託して消えていくシーンで終わっています。
とっても気になる終わり方だったのですが、自分の想像力の世界で楽しんでいました。ところが当時から既にPart4が書かれていたそうです。それから40年以上経ったある日、著者であるリチャードの妻のサブリナさんが紙くずの中からぺちゃんこになったこの原稿を見つけ出しました。
当時は必要ないと捨てたPart4の原稿が、21世紀の到来を待っていたことを読み直したリチャードが気づいたそうです。とっても不思議で、現実世界に現れたファンタジーのような話ですね。そして私も、何十年かぶりにジョナサンに会うことができました。
最初の3章は昔のままのですが、私には生まれ変わったジョナサンと出会った気分でした。そしてPart4を読んでその意味がわかりました……。昔の私がこのPart4を読んでも、その意味するとことを理解できなかったかもしれません。
でも、今は感動とともにその本当の結末を知ることができました。やっぱりラストシーンではウルウルしちゃったなぁ……
無心に「飛ぶことの歓び」を追い求め、生きる意味を知ったジョナサン。それはかもめであることを、ありのままに受け入れることだったのだと思います。ジョナサンが体現したのは、まさしくフロー体験からの覚醒です。
ジョナサンが追い求めた「飛ぶことの歓び」とは、私たち人間にとって何なのでしょうか? いや、私にとってそれは何なのでしょうか?
私もジョナサンのようにそれを追い求めていきたいと願いました。そしてそれは本当の自分らしくあることなのだと感じています。愛すべきジョナサン・リヴィングストンに再会できて、幸せな時間でした。また、何度も読み返すと思います。
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