掃除に見る、意識の方向性
朝から小雨が降っていた神戸ですが、午後から薄日がさしてきました。明日はいい天気になりそうです。
名前はわかりませんが、昨日の散歩で見つけた花です。これから秋が深まっていくにつれて、新しい花たちと出会えるので楽しみです。
我が家では本格的に涼しくなってくると、秋の大掃除がやってきます。春と秋の2回大掃除をするのですが、過ごしやすい気候のときこそ大掃除の時期です。年末の寒いなか掃除をしても、全然楽しくないですからね。掃除は嫌々やるものではなく、楽しくするものです!
さてそんな掃除ですが、日常の掃除や不用品の処分を含めた、いわゆる断捨離の状況からその人の意識の方向性がわかります。それを自覚することは、掃除をしたいけれども片付けられない人にとって効果があるかもしれません。
ただし、部屋がどれだけ汚れていても全く気にならない人。あるいは、いつかやる気になれば掃除をすればいいと考えている人には意味がないですね 断捨離なんて……と感じている人たちに、雑然としたあなたの部屋や車の状況があなたの心を投影したものだと言っても意味が無いですから……。
でもやりたい、綺麗に過ごしたいと思いつつできない方には、自分の意識の方向性を見直してみるといいかもしれません。それは掃除等の家事だけではなく、職場や学校、あるいは地域社会での活動にも共通することです。そうした意識の方向性に気づいて意識するだけで、全てが同時に変化していきます。
では片付けたいけれどできない人の意識の方向性がどうなっているのか……。
それは、意識が「今、ここ」から離れているという方向性を持っています。掃除や片付けというのは、「今」やるかどうかだけにかかっています。「今」やるべきことを先延ばしにしたり、「今」できない理由を記憶のなかから探しているのは、意識が過去や未来をさまよっているからです。
「今」の自分にとって部屋を清潔にすることが必要なことであれば、くどくど考えをめぐらす前に立ち上がってゴミを拾えばいいのです。掃除機を手にすればいいだけです。なぜそうできないか? それは「今」の現実を直視することを恐れていたり、避けたりする傾向があるからです。
つまり「ありのまま」の自分を見ることを恐れ、「あるべき」自分に逃避しています。これは掃除を例にしていますが、人生全般に関わることだと思います。自分に目標とするものがあるのなら、「今」できることが必ずあるはずです。
いつか夢を叶えると未来に意識を置き、「今」すべきことから目を背けても現実は何も変化しません。「今」できないことは、未来でもできません。そのような過去や未来に向けられている自分の意識の方向性を見直して、「今、ここ」の自分をありのままに見つめることにエネルギーを注ぐこと。
それを続ければ部屋や車は見違えるほどスッキリして、あなたの人生の夢も現実味を帯びてくるはずです。私たちが見ている世界は、私たちの内面を反映しています。私は一日に何度も「今、ここ」を意識して、今日やるべきこと、今日しか楽しめないことに全力を注ぐようにしています。
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