思い出のLPレコード
台風一過の神戸は、朝から気持ちのいい晴天が続いています。空気も秋を感じさせる爽やかさで、何をやるにしてもはかどる季節ですね。
夕方の景色ですが、海が青くて、大阪方面の視界も良好です。明日の皆既月食が楽しみになってきました。
さて毎晩眠る前に音楽を聞いていますが、昨晩はとても懐かしいアルバムを聞きました。
元ビートルズのジョージ・ハリスンのアルバムで、『ジョージ・ハリスン帝国』というタイトルです。いったいこのダサいタイトルを誰がつけたのでしょうかね〜
原題は『Extra Texture (Read All About It))』というのですが、きっと適当な日本語が見つからなかったのかな。1975年に出たアルバムですので、私が本格的に洋楽を聞き始めた中学1年生の頃にリリースされたものです。
すでにビートルズは解散していた時代ですが、私が記憶しているなかで初めて買ったビートルズ関連のLPレコードだったはずです。きっとお年玉を大切に取っておいて、レコード店で購入したのだと思います。
当時はまだビートルズの個々のメンバーのことがよくわかっていなくて、ギターを練習していたのでギタリストであるジョージのアルバムを手にしたのでしょう。後にビートルズを知っていくと、最も好きなメンバーはポール・マッカートニーとなり、昨年の大阪公演も行きました。次いで、やはりジョン・レノンが大好きになりました。
ジョージが嫌いなわけではないですが、何となく地味なイメージしか感じなかったのですね。このアルバムを初めて聞いたときも、何だかもっさりして特徴のない曲ばかりだなぁと感じていました。それでも曲を完璧に憶えるまで聞き込みましたけれどね。
ポールが語っていましたが、ジョンが暗殺されたとき、ジョージはジョンとけんか別れしたままの状態だったそうです。ポールは直前にジョンと和解していたのですが、ジョージはそうではなかったとのことです。だからジョンが亡くなったときは、後悔して落ち込んでいたそうです。
そんなジョージですが、実はかなりの名作曲家でもあります。特にビートルズの後半では、音楽史に残るような名曲をいくつも作曲して歌っています。どうしても第3のメンバーとして評価されがちですが、やはり才能を持った人であったことは間違いないですね。
91年にジョージ・ハリソンとエリック・クラプトンのジョイントライブがあったとき、私は大阪城ホールまで出かけました。それが最後の来日公演になったのですが、直接姿を見て声を聞いて、やはり何かを持った人だなぁと思った記憶があります。
昨日久しぶりにこのアルバムを聞いて、以前に感じなかった感動を味わいました。もちろん私自身が変化したから以前と違った印象を持ったのでしょう。でも、それ以上に、ジョージ自身が持っているエネルギーも変化したのかもしれません。
今朝のブログでガストンが言ったように、今は故人となったジョージの作品であっても、そのエネルギーが変化することがあるのだと思います。きっとジョンに会って、ジョージは自分の思いを伝えたことでしょう。そして癒されたかもしれません。そんなことを感じながら、作品を残すことの素晴らしさを再認識していました。
私もご縁があって、世の中に4冊の作品を残すことができました。これからもできる限り残していきたいと願っています。そしてそれと同時に、それらの作品が輝き続けるように、日々の自分を磨いていかなければと強く決意しています。たとえそれが私の死後になってもですね〜〜
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