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高羽そらさんインタビュー

罰する神

明日からは下り坂の予報ですが、今日は素晴らしい秋晴れでした。空気も暖かいので散歩するのにもってこいの気候でした。

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六甲山が青空を背景にして輝いています。もう一ヶ月も経てば、この山が赤や黄色の紅葉で埋め尽くされます。

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自宅の近所の柿の木は、今にも塾した実が落ちてきそうです。食欲の秋を満喫しつつ、今日は図書館から7冊の本を借りてきたので読書の秋も堪能したいと思っています。

さて昨日はDVDで映画を観ました。『ノア 約束の船』という旧約聖書の物語を映画化した作品です。ラッセル・クロウがノアを演じ、妻役にはジェニファー・コネリー。そしてノアの息子の妻としてエマ・ワトソンも出演しています。豪華な俳優陣ですね。

そしてCGも素晴らしく、独特の世界観が表現されていた映画だと思います。予告編を観たときに、レンタルになったら観ようと思っていた映画です。でも、でも……。映画の内容は残念でしたね。テーマ設定が中途半端なのか、言いたいことが伝わってきませんでした。

私はクリスチャンではありませんが、旧約聖書と新約聖書を何度も読んでいます。特に旧約聖書は物語性が強いですから、何度も映画化されていますね。チャールトン・へストンが演じたモーゼの映画を子供の頃に初めて観たとき、言葉にできない興奮を感じました。

でもこの映画のノアには感情移入できませんでした。神のメッセージを忠実に実行した人物を描いたのでしょうが、ちょっとやり過ぎ感が……。どうせ滅亡する人類だと思っているのかもしれませんが、正当防衛とはいえ人を殺す、殺す。その苦悩をラッセル・クロウが必死で演じているのですが、脚本に難があるのか伝わってこないのですよね。

そして聖書が身近な欧米人には違和感がないのかもしれませんが、何が善で何が悪なのかが明確にされていないように思います。あぁ、こんな人類なら滅ぼされても仕方ないなぁとまで思えません。あまりに観念ばかりが強く出過ぎて、悪がはびこる世界で必死で生きている人間の息吹が伝わってこなかったのです。なぜ彼らが死ななくてはいけないかということが見えませんでした。

どちらにしても、私は旧約聖書の「神」には違和感を持っています。まさしく祟る神であり、罰する神です。旧約聖書の時代には受け入れられるのでしょうが、現代人には違ったメッセージに変換する必要があるのではと思います。映画でも「God」ではなく「Creator」と言っていましたね。つまり神が全権を掌握している存在という意味合いがあるのでしょう。

あのウォッチャーという謎の巨人を、もっと活かして欲しかったなぁ。ファンタジー的要素が強くていい雰囲気を持っていたので、彼らをもっと違った方法で利用する脚本だったら良かったのになぁと感じました。ちょっとエグいシーンが多いですが、映像に関しては迫力があって楽しい映画でしたよ〜!

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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