孤独とは違う、独りであること
急に冬がやってきたような冷たい空気です。見事な晴天なのですが、木枯らしが冷たい。でも空が美しい一日でした。
六甲山の背景にある青空が輝いています。今朝、外出したときの写真です。まだ紅葉は早いですが、この寒さで一気に紅葉が進むかもしれませんね。もうすぐすると、この同じ位置から息を呑むような美しい紅葉を見ることができますよ。
今日の午前中に買い物に出たついでに、CDショップに寄りました。ゲットしたいのは20年ぶりにリリースされるピンクフロイドのニューアルバムです。おそらくこれが最後のアルバムになるのでしょう。
最近の新譜はほとんどiTunesでダウンロードしています。すっかりCDを買わなくなってきました。ところがピンクフロイドのアルバムはブックレットがついています。記念にもなるCDですので、今回は現物を手に入れようと思ったのです。
ところがシャッターが閉まっています。いつもなら開店している時間なのに、今日は定休日なのか。はたまた閉店したのか……。
私が住んでいる販急の六甲駅やJR六甲道は、神戸大学を中心とした学生の街です。ところがCDショップが異常に少ない。三宮に出ればタワーレコードやHMVがあるのですが、六甲近辺にはそうした店舗がありません。学生が多ければ売れそうに思うのですが……。
紙の本もそうですが、CDという媒体も売れなくなっているのが現状ですね。ネットを通じてダウンロードしたほうが、音楽としては使いやすい。アルバム全部を購入しなくても、１曲単位で気に入った曲だけをダウンロードすることができますからね。
それとAmazonのような無店舗ショップの影響も大きいのでしょう。結局、私もピンクフロイドのアルバムをAmazonで予約しました。中小の書店やCDショップは、何か対策を取らないとこれからますます経営が厳しくなってくると思います。今日だってお店を開けてくれていたら、即買いしたのにね〜
さて来月に冬至を控えまして、夜明けが遅くなってきました。今朝も４時過ぎに目を覚ましましたが、外は真っ暗。曇っている日なら午前６時前でも薄暗いですね。でも私は朝のそんな時間が大好きです。瞑想するには最適ですし、一日の予定を考えるにも最高の時間です。
目が覚めてしまって眠れないときでも、素敵なプレゼントをもらったような気がします。独り静かに自分を見つめる時間は、現代人が積極的に求めていくべきものだと思います。
孤独と独りであることは、全く違います。自分と他人との間に大きな壁を感じて、誰かと世界を共有することができないのが孤独です。他人と関わっていても、心が通い合うことのない状態ですね。孤独は人間の命を縮めてしまうものだと思います。
しかし独りであることは、自分を客観的に見つめることです。朝の静かな時間だけのものではありません。職場にいるときや、電車に乗っているとき、家族と楽しく過ごしているときにも、独りであることを自覚することができます。
ちょっとした隙間時間に、客観的に自分を見つめること。それは全てがひとつであることを、自分という意識を通じて感じることです。独りであることを恐れず、積極的に受け入れていくことが大切です。朝の起床前のひとときは、私にとってかけがえのない大切な時間です。
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