マラソンじゃなくて駅伝だった!
朝目覚めると外は真っ暗。午前7時は過ぎているのにです。どす黒い雲が神戸の街をおおい、しとしと雨が降っていました。
ところが買い物に出かけようとすると、あっという間に青空が顔を見せてくれました。不思議な空だったなぁ。
朝のブログを書いて家を出た時は、こんな天気でした。薄手のジャケットを着て出たのですが、とにかく暑い。結局帰り道はジャケットを脱ぎ、シャツの袖をまくって坂道を登ってきました。この暑さですから、火曜日からの寒さに気をつけないといけませんね。
帰り道には桜の花に出会いました。名前はわからないのですが、この季節に咲く花ですね。とっても可愛かったです。
さて昨日のブログで、人生はゴールのわからないマラソンだと書きました。いつゴールを宣告されるかわからなくても、全力で走り続けることに人生の意義があると思っています。そんなことを考えていたせいか、明晰夢で面白い答えをもらえました。
やっぱり走っていました。明晰夢ですから夢だと気づいています。走ることで疲れを感じていますが、自分のペースで走ることを決意していました。競争相手はいません。走っているのは私ひとり。楽しみながら自分だけのペースで走る。それこそが私の人生だと感じていました。
ところが突然ゴールが見えたのです。大勢の人が温かい拍手で迎えてくれています。あぁ、こうして私の人生は終わるのだなぁと思いました。嬉しくもあり、寂しくもありました。間もなくゴールに到着しようとしたとき、不思議な光景を目にしました。
私に手を振って待っているランナーがいるのです。身振りでタスキを渡すように叫んでいます。自分の胸を見るとタスキが斜めにかかっています。私はタスキを外して手にすると、待っているランナーにタスキを繋ぎました。そして新しいランナーが大勢の声援を受けて走り去っていきました。
そして笑顔で迎える人たちに、控え室のような場所へ案内されました。扉を開けて入ると、10人くらいの男女がいます。まさしく老若男女でして、人種も様々です。全員が笑顔で私のランニングを讃えてくれました。すぐにわかったのは、この駅伝を走ったチームメイトだということです。
私のようにマイペースで走った人もいれば、常に全速力で走った人もいます。途中で挫折したと感じている人もいれば、自分が遅くて他のメンバーに迷惑をかけたと感じている人もいました。さらにこの先の中継地点でタスキを受けるために、スタンバイしている人もいます。とにかくみんな笑顔です。
その瞬間あることに気がつきました。
その控え室にいる全ての人が、自分なのです。言葉で説明できませんが、間違いありません。人生はマラソンを走ることだと思っていました。でも自分の前にも大勢のランナーがいて、自分のあとにも大勢のランナーがいるのです。競争相手はいませんが、ひとりきりで走っていたわけではありません。駅伝のようにタスキをつなぐ仲間がいたのです。その仲間は、全てが「私」だったのです。
過去生や未来生という陳腐な言葉で、この駅伝を語るつもりはありません。もっと大きなものです。「本当の私」は私が生まれる前も、私が死んだあとも存在しているのです。「不生不滅」という文字が明晰夢のなかで見えました。たかが夢、されど夢です。
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