諦めないことの強さ
天気予報通り、一気に冬がやってきました。昨晩から六甲おろしの風を切る音が鳴り止まず、昨日に比べて10度近くは気温が下がっているようです。まぁ12月ですから、それなりに季節感のある天気です。こう寒くなったら大掃除をやる気がしませんから、11月に頑張ってよかったと思っています!
このチューリップ、今年の春の写真ではありません。昨日の散歩中にJR六甲道駅近くの公園で撮影した写真です。意図的に植えられたものか、偶然咲いてしまったのかわかりません。とにかく妻と見つけたときはビックリしました。
それでもまだ昨日は暖かい気温でした。最高気温は20度近くありましたから。でも今日はさすがに可哀想……。管理されている方がいるようなのでどうしようもありませんが、我が家の部屋の中に植え替えてあげたくなります。
うちの赤ちゃんサボテンの「サボちゃんブラザーズ」なんか、午前中にたっぷり太陽を浴びたら室内の暖かい場所でお昼寝中ですからね。ちなみにそのサボちゃんたちの兄代わりのミューナは、今日も午後から行方不明です。ベッドの布団が盛り上がっていますから、きっとそこにいるのでしょうけれどね〜
さて12月13日が近づいてきました。えっ、何の日だって?
待ちに待った映画『ホビット 決戦のゆくえ』の公開日ですよ〜〜〜
ということでその復習のため、『ホビット 竜に奪われた王国』のDVDを今日の午後に観ました。昨年に映画館で観て以来ですから、久しぶりで楽しかったです。そしていよいよ最終作の期待が高まってきました。
原作者のJ.R.Rトールキンは私の師匠です。勝手にそう呼ばせてもらっています。詳細な説明は割愛しますが、明晰夢でお会いしたこともありま〜す
この映画の原作は、どちらかといえば子供向きに書かれた作品です。それをここまでの大人向けの大作に仕上げたのは、さすがピーター・ジャクソンだと思います。彼もきっとトールキンの弟子かもしれません。ということは私の兄弟弟子ですね〜
トールキンの作品を読み尽くしている私がこの映画で楽しみにしているのは、原作に無い登場人物や、詳細に書かれていない部分です。原作ではビルボとドワーフたちの冒険が中心となり、途中で一行と別れて他の仕事に向かったガンダルフの行動は簡単に触れられているだけです。でも実は『ロード・オブ・ザ・リング』での悪役であるサウロンとエルフたちが、死闘を繰り広げていたのです。そのあたりをリアルな映像で観られる最終作が待ちきれません。
このシリーズの作品を読んだり観たりして感じるのは、諦めないことの強さです。特に小人であるホビットたちの勇気と忍耐強さに頭が下がります。フロドとサムがそうであったように、この映画のビルボも決して諦めません。その強い姿勢に引っ張られて、ドワーフたちも立ち上がろうとするのです。
諦めないことが執着に変質すると、私たちの人生にとっては益するものとならないかもしれません。あるいは結果にこだわらないことであれば、諦めないという思いも意味をなさないでしょう。
でも人生を過ごしていると、どうしても結果を出さなければいけない場面に出くわします。そうすることが避けられないこともあるのです。トールキンはそうした状況に追い込まれたときに、諦めないことの大切さをホビットたちを通じて作品に込めたような気がします。
『シルマリルの物語』というトールキン作の神話があります。ホビットたちの住む「中つ国」の創造の物語です。とても神秘的で美しく、そして力強い物語です。とても映画化できるとは思えないのですが、映像で観たいなぁと願っています。エルフ、ガンダルフたち魔法使い、そしてサウロンの真の姿が語られている物語です。トールキンのことを書き出すと止まらなくなるので、このあたりでやめておきますね〜
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