避けられないグローバリゼーション
今日はクリスマスイブで、2014年も残すところ一週間となりました。毎日が翔ぶように過ぎ去っていきます。
我が家から見たクリスマスイブの朝です。午前中は日が射していましたが、午後からは曇り空となっています。日本海側ではホワイトクリスマスかもしれませんが、神戸は雨のクリスマスになるかもしれませんね。この時間の神戸三宮あたりでは、イルミネーションが輝いて華やいだ雰囲気なのでしょう。
昨日にクリスマスパーティーを済ませた我が家は、いたって普通の今日です。きっと明日のクリスマスも、普通に過ごすことでしょう。私は基本的に天の邪鬼な性格です。人と違うことをするのが大好き。中学生の頃から1日一箱吸っていたタバコは、成人すると同時にピタッとやめましたからね〜
さて神戸というのは外国人の方が多く住まれている街です。私が住んでいるマンションにも外国人の方がおられますし、散歩をしていても外国の方に会わない日がないくらいです。それだけ世界が身近になってきている証拠ですね。
私が大好きで毎週見ている番組に『Youは何しに日本へ?』というものがあります。空港に到着した外国の方にインタビューして密着取材をするという番組です。今週の月曜日は2時間半のスペシャルでしたが、昨晩にその録画を見ました。
この番組にしては珍しい?ほど感動する密着の連続でした。亡くなった曽祖母との約束を果たすため、ひいひいおじいさんの移民前の住所を探しにきたハワイ日系5世の女性。いつ命を落とすかもしれない兵役を終え、日本をヒッチハイクで縦断しているイスラエルの23歳の男性。スラム街のような地域で育ちながらも、トップアイドルになって自分を育ててくれた母親に深い愛情を見せるフィリピンの女性。ウルウルしながら番組を見ていました。
世界にはいろいろな国があり、それぞれの国での事情を抱えて生きています。そうした国による違いがあっても、航空事情の発達やネットの普及によって実質的な国境がうすれつつあるのが現在の地球だと思います。それゆえ、既得権益を持つ人たちがそうした変化に強く抵抗している時代かもしれません。
とても面白い本を読みました。
『日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門ーもう代案はありません』藤沢数希 著という本です。
先日も経済関係の本を読みましたが、この本はさらに素晴らしい入門書です。少し数式等が出てきますが、中学生レベルの数学の知識があれば理解できる内容です。2011年に出された本ですから内容も新しく、かつ経済に関する基本的なものの見方を学べる良書です。これさえ読めば、経済ニュースがおおかた理解できるように感じました。
特に素晴らしいと感じたのは、著者のグローバルな視点です。現代社会は国と国との関わりを考慮しないで生きていくのは無理です。今話題になっている円安や消費税増税についても、日本国内的な見方をしていてはダメなことがよくわかりました。世界がひとつだという視点を持つことがなければ、これからの時代は大きな誤解と偏見のなかで生きていかなければならないと感じました。
今までのインターナショナリゼーション(国際化)という考え方は、国境を意識した国家間の現象です。しかしグローバリゼーションというのは、地球規模での関係性の捉え方であり、そこには国境という意識が出来る限り排除されています。
この先未来の地球は、国境のないひとつの惑星となっていくべきでしょう。様々な抵抗が表面化してくると思いますが、その流れを止めることはできないと思います。逆にその流れを止めてしまうようなことになれば、人類を待つ未来は悲しむべきものになるような気がします。
とりあえず、もっと気合を入れて英語を勉強しよう〜
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