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高羽そらさんインタビュー

笑い転げた話

今日はクリスマスですね。でも予定通り、全く普段と変わらない1日でした。スーパーではクリスマス商戦の追い込みのようで、惣菜コーナーにはチキンが所狭しと並んでいました。

それでも明日になれば、日本中はお正月一色になるのでしょう。京都にいた頃の話ですが、12月25日の深夜に四条河原町の阪急百貨店の前でタクシーを待っていました。日付はもしかしたら26日になっていたかもしれません。

今は違う店舗になった阪急百貨店ですが、ちょうどクリスマスの大きな看板がクレーンで取り外され、お正月用の看板に変更されているときでした。少し興醒めした雰囲気を感じながらも、日本人らしいなぁと感じて見上げていたのを思い出します。

ある意味節操のない日本人の感覚ですが、私はとても好きです。どんなことでも受け入れてしまう日本人の民族性に、言葉にできない心地よさを感じています。明後日に買い物に出た時、お正月をしっかり感じてみたいと思っています。

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今日の散歩中に出会った花です。そういえば妖精たちは今夜はパーティーかな。妖精たちがクリスマスに集まってパーティーを開くのを知っていますか?

私は知っています。そのパーティーの日程を間違う、慌てものの妖精がいるのも知っていますよ〜〜expression/eps_emoji_013.gif

さて昨日に大笑いをした話です。私も妻も笑いのツボに入ってしまって、しばらく喋れないほど笑い転げた話です。

大好きな紀行番組を見ていました。私が見ているテレビの大半は紀行番組かもしれません。いつも録画して世界を自分が歩いている気持ちで見ています。その番組はタイのバンコクを案内していました。

何度も見ているバンコクの街ですが、昨日はバンコクの郊外にある初めて見る寺院が紹介されていました。ガラス張りの装飾が美しい寺院でしが、どことなく品のなさを感じさせる飾りつけです。まるでテーマパークに来たような雰囲気でした。

オレンジ色の独特な衣装を身にまとった二人の僧侶が案内していました。その二人が自信を持って紹介していたのが、高僧の遺体です。1996年に亡くなった僧侶なのですが、遺体が全く腐敗しないとのこと。

ガラスの棺に納められていて、ミイラのような黒くなった頭部が見えていました。生前に仏の教えを守って正しい生活をしたことにより、腐ることのない遺体となったそうです。ふ〜んと思いながら聞いていたのですが、そのあとの僧侶たちの言葉を聞いて耳を疑いました。

「私たちもその僧侶を見習い、正しい生き方をすることで腐らない身体になることが人生の目標です」とのこと……。

私と妻は顔を見合わせて、しばし沈黙。その後は二人で吹き出すと、お腹が痛くなるほど笑ってしまいました。

だって人生の目標が、腐らない身体になることですよ!「死ぬために生きる」という武士の言葉には美しさを感じますが、死んでも腐らない身体になるのが目標だなんて。死んだら肉体なんてどうでもいいやん、と思ってしまいます。さっさと火葬して土に返せばいいのではないでしょうか。

二人の僧侶が言わんとしていることはわかるのですよ。チベット仏教でも、死後に髪と爪だけを残して光の身体になってしまうラマの話があります。でも真顔で自分が腐らないために生きているという言葉が、なんとも言えない笑いのツボに入ってしまったのです。

宗教というものが、人間を思考停止にしてしまう姿を見たような気がします。思考を止めるという覚醒的な意味の思考停止ではなく、自分で考えることを放棄するという意味です。自分の「今、ここ」にとって最も大切なものが何であるかを、常にチェックして考えることは大切です。

なぜなら全ては常に変化するものですからね。昨日まで信じていたものが、今日の自分にとって必要なものかどうかわかりません。しかし考えることを放棄してしまうと、盲信という思考停止の世界に囚われてしまいます。大笑いしながらも、自分自身にそう言い聞かせていました。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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