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高羽そらさんインタビュー

信頼するという覚悟

朝はどんよりとした空の神戸でしたが、午後からは青空が広がっています。冬型の気候は緩んできているようですが、自宅にずっといると肌寒く感じますね。

15日までは松の内ですが、年末年始も過ぎて何となく平日モードになったように感じます。しばらく封印していたモール街の散策も再開できそうです。

先日のブログで書きましたが、『男はつらいよ』の全作品放送がBSで始まっています。久しぶりに第1作を見たのですが、見るたびに新しい気づきをもらえる映画ですね。コメディ的な娯楽映画であっても、自分の人生を見つめ直すヒントをもらえるものです。だからこそ、人気のある映画なのでしょう。

トリビア的な気づきで言いますと、第1作しか見られない映像があります。それはネクタイをして、エナメルの靴を履いた寅さん。オープニングはその姿で登場します。おそらくまだキャラが確定していなかったのかなぁ。来ているジャケットもその後の作品と違う色や柄です。

キャラが定まっていない証明として、寅さんが妹のさくらを平手で殴るシーンがあります。私の記憶では、その後の作品を通じて女性に乱暴する寅さんが映像化されたことはないはずです。独身時代のさくらという希少な映像も含めて、第1作には見所がたくさんあります。ちょっとオタク的な話になってきましたねexpression/eps_coldsweats01.gif

今回久しぶりに第1作を観て感じたこと。マドンナに失恋するシーンで、ふと思いました。大勢の女性に惚れて、失恋しては旅に出る寅さん。そしていい雰囲気になっても決して誰とも所帯を持とうとしません。それは縛られずに旅をしたいという、寅さんの生き方が大きいでしょう。でも私はそれだけが理由ではないと、今回感じたのです。

もしかしたら、寅さんにとって最高に理想とする女性像は、妹のさくらだったのではないかと……。

変な意味に取らないでくださいねexpression/eps_coldsweats01.gif でも寅さんにとって、最も愛する異性はさくらだと思うのです。でも妹と結婚するわけにはいきません。もちろん、そんなつもりもないでしょう。ただ常に理想の女性を目にしている寅さんにとって、他の女性は自分を満たしてくれる存在ではないように感じました。

そして常に愛を求めている寅さんですが、自分が失恋することによって愛を受け取ることができます。妹のさくらの思いやりです。最も愛する異性からの思いやりを受け取りたいがために、無意識に失恋しているのでは。ちょっとアドラー心理学的な感想を持ってしまいました。

そのさくらが表現しているのは、唯一の肉親である寅さんに対する無条件の愛です。誰よりも兄を信頼するという覚悟ですね。お金に困った兄に対していつも用立てようとします。それが返ってくるお金だとは思っていないでしょう。愛を与えること自体にフォーカスしている、究極的な信頼ですね。

そういえば昨日、一気に読了した本にも姉と弟の物語があります。

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映画を観て、原作を読んでいました。ようやく待っていた下巻が届いたので、1日で読んでしまいました。映画よりはるかに原作のほうがいいですね。この物語では、主人公のエンダーと姉のヴァレンタインの愛が大きなモチーフになっています。映画ではそのあたりが曖昧でしたが……。

今年の大河ドラマも、吉田松陰の妹である文が主人公です。その兄妹の絆の強さがドラマで描かれています。どうもここ数日はそうした無条件の愛や信頼を映像や小説で感じているような気がします。

以前信頼していたある人に、内密でとお願いしたことがあります。でも1年くらい経ってから、何の断りもなしにその内容をブログで公開された経験があります。相手に悪気は全くないのですが、信頼を裏切られた気持ちでした。

でもよく考えてみれば、その思いは私に信頼するという覚悟が無かった証拠です。本当に信頼していれば、さくらが寅さんに対する気持ちのようでいられたと思います。誰かを信頼するということは、自分がそれだけの覚悟ができるかどうかなのでしょうね。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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