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高羽そらさんインタビュー

ソクラテスと吉田松陰

甥っ子のことを気にしながら過ごしていますが、脳外科に関する専門の医療チームが全力を尽くしてくださっています。今は彼らを信じて、甥っ子の意識へ応援する気持ちを送ることしかできません。朝のブログでも書きましたが、落ち着いた平常心でその思いを送りたいと思っています。ということで、いつものようにブログを更新しています。

雲は多いですが、すっかり春めいてきました。間もなく春のお彼岸ですからね。先日のことですが、妻と近くの公園に散歩へ行きました。梅の木が多く植えられた公園でして、この時期になると美しい梅の花を見ることができます。去年も今頃に散歩を兼ねて行ったのですが、満開の梅が出迎えてくれました。

私の自宅マンションは山の中腹のような場所にあるのですが、そこからさらに登山のように坂道を登らないといけない場所にあります。自宅からそのあたりが見えるのですが、ほぼ六甲山の中腹からてっぺん近くの位置に見えるほどの高さです。それだけに、平地よりは気温が低いのだと思います。

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今年は寒かったせいか、まだほとんどの梅がつぼみでした。この写真はたまたま咲いていた梅の木です。

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ということで梅が撮影できなかったので、他の美しい木を撮影してきました。これは何の木なのでしょうね? もう10日もすれば関西でも桜の開花宣言が出るかもしれません。この公園は、もしかしたら梅と桜が同時に楽しめるかもしれませんね。また運動を兼ねて行ってみようかと思っています。

さて予約待ちをしている本ばかりでして、なかなか図書館の本が手元に届きません。その数少ない本のうち、ようやく昨日は1冊読了することができました。

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『松風の人 吉田松陰とその門下』津本陽 著という本です。

大河ドラマの影響で吉田松陰という人物に、非常に強い興味を持っています。先日は彼の著作を現代語訳にした本を読んだのですが、もっと人生そのものを知りたいと思い、この小説を読みました。津本さんは私の好きな歴史小説の作家でもあります。とても内容が濃くて素晴らしい本でした。

幕末から明治維新にかけての時代が大好きで、ある意味オタク的なところのある私です。ところがこの時代の歴史が大きく動くのは、松陰が処刑された後の時代です。だから彼の人生の詳細を把握していませんでした。この本を読んで、私は吉田松陰という人物がますます好きになりました。

天才ですが、ある意味変人です。そしてそれは、私が憧れている変人の姿です。我欲のためではなく、日本という国のために命を失うことさえ厭わない。神道や儒学に裏打ちされたその思想は、現代の私たちには理解し難い部分もあります。しかし自分の信じることに突き進むピュアでひたむきな精神は、現代でも色あせることのない輝きを持つものだと思います。

そのあまりに強烈な精神は、その時代の世相と折り合わず、狂信的な行動として受け取られた部分もあるのでしょうね。そのことが安政の大獄という激しい時代のうねりに飲み込まれ、松陰の命を縮めることになったのだと思います。しかしその精神は門下生に引き継がれ、明治維新という時代の波を呼び込んだのでしょう。

私は松陰の人生を見ていて、ギリシャのソクラテスを思い出しました。それはソクラテスを語ったプラトンとも重なるかもしれません。松陰もソクラテスも、自分の信じることによって処刑されることに抵抗しませんでした。むしろ、そのことを誉に思って受け入れています。なぜソクラテスは処刑を受け入れたのか? プラトンの著作でソクラテスのその思いを知りましたが、松陰という人物もその精神は同じものだと感じました。

門弟に強い影響を与えたのも同じですね。弟子たちと対等な立場で議論を重ねることで、思想や哲学に対する理解を深めていったのも同じです。二人の違いを強いて言えば、松陰は自らの思いを多くの著作に残したということでしょう。

まだまだ松陰の探索は続けますよ。私は一人の人物に集中して関わることをします。図書館待ちですが、百田尚樹さんも追っかけ中です。そしてハマりそうなのが東野圭吾さん。ベストセラー作家だったのに、まだ読んだことがなかったのです。昨日から読み始めているのですが、かなりヤバイ。ほとんどハマっています!

『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。

『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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