あえてパターンを変える
朝からシトシトと雨の降る神戸ですが、夕方になって青空が見えてきました。この時間になると天気が回復するのを知りつつも、午前中に傘を持ってエイや!と気合で買い物をしてきました。自宅でまったりしてしまうと、往復2時間の徒歩が面倒になりますからね。
桜がチラホラ咲き始めました。場所によっては五分咲き以上の木もあります。今日はあいにくの天候ですが、満開を迎えそうな次の土日はお花見で賑わうことと思います。私が住んでいる神戸市灘区でも、4月4日(土)が桜まつりです。いい天気になればいいですね。
4月4日で思い出しましたが、ついでにお知らせです。以前の告知通り、その日の午後には以前から書いていたgooのブログを閉鎖します。残り一週間を切りましたので、気になる方は今のうちに覗きにいってくださいね。
さて人間というのはパターン化が得意な生き物です。最初は複雑で労力を要する事でも、経験を重ねてパターン化することで効率アップすることができます。とても大切な機能なのですが、全てにおいてそれがいいとは限りません。
パターン化された事は、ある意味無意識的な行動を伴います。な〜〜んにも考えずに行動してしまいます。そしてその行動に先立つ観念や信念もパターン化にとりこまれていて、無意識に判断の指標として利用します。つまり起きる出来事や他人の行動に対して、瞬間的に判断を下したり批判したりしています。
外部からの情報を意識的に知覚して、それに対する意識的な反応をすることがスキップされてしまうのです。ありのままに物事を見たり他人を判断することをしないで、普段から頻繁に利用しているパターンに当てはめてしまいます。そうした便利な機能は、時として本来私達が持つべき能力を退化させてしまうことがあります。
だからあえてパターンを変えてみるのは大切です。我が家でも朝目覚めてから掃除が終了するまでのパターンを、数日前から変えています。そうすると今までと段取りが違ってきますから、戸惑います。そして同じことをやり終えるのに時間が余計にかかったりします。
でも当たり前のように無意識でやっていた朝の行動を、その本質を感じながら実行することができます。あぁ、これってこんな風にやっていたんだぁ、と新しい発見をしたりします。そんな人間のパターン化を変えていく大切さについて書かれた本を、昨晩に読了しました。
『伝え方が9割』佐々木圭一 著という本です。
佐々木さんはコピーライターや作詞家として有名ですが、社会人になって博報堂でコピーライターの部署に配属されて苦労をされました。漢字もろくに書けない状態だったそうで、どれだけコピーを考えてもボツにされます。これではマズイと思われた佐々木さんは、世の中で売れているコピーを研究してその法則を発見されました。
すると瞬く間に自分の作ったコピーが採用されるようになり、優秀なライターとして表彰されるようになります。この本は佐々木さんが発見された、その法則について書かれたものです。
自分が誰かに何かを伝えたい。それはデートの申し込みだったり、会社でのプレゼンかもしれません。心の本質を言葉にして精一杯伝えようとするのは、誰も同じです。でも全く同じことを伝えるにしても、その伝え方で結果は大きく違ってきます。
例えば有名な話しですが、「自転車の駐輪禁止」と「ここは自転車捨て場です」と書かれた二つの看板。駐輪して欲しくないという願いは同じですが、明らかに後者の方が効果があるそうです。伝え方次第で、その結果は大きく違ってきます。
これは先ほどの話題と同じで、今まで無意識に使っていたパターンを見直すことが必要です。そのためには、あえてパターンを意識的に変えていく必要があります。普段何も考えずにやっていること。その順序を変えるだけでも意識的になれますよ〜!
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