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高羽そらさんインタビュー

前代未聞のドヒャ〜!な旅 後編

さて、昨日の旅の後編です。まだ琵琶湖の美しさを眺めている時は余裕のドライブでした。

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 京都に入ってお茶でもしようかと思いました。が、とにかく神戸に戻ろうと名神高速道路に入りました。そこで事故渋滞に遭遇したのです。

ドヒャ〜!と思いましたが、どうしようもありません。大阪の吹田SAでオヤツを食べる予定でしたが、事故の状況によってはそれも難しいかもしれません。おそらく30分以上は思うように動けない状態でした。

 ところが思ったより早く車が動き出しました。じゃぁトイレも行きたいのでと、最初の予定通りに吹田SAに立ち寄りました。でも滞在時間はトイレを含めて10分ほどでした。特に食べたい物がなかったのです。買い物もしたいし、とにかく神戸に戻ろうという結論になりました。しかしこの決定が……。

車を走らせてSAの出口に行くと、外国人の若い女性が一人でヒッチハイクをしていました。一瞬迷いましたが、妻と相談して乗せてあげることにしたのです。以前からこうした機会があったら、乗せてあげたいねぇと妻と言い合っていました。

その女性は大喜び。しかも目的地は神戸市とのこと。ニーナという名前で、ドイツのケルンからやってきた女性でした。多分20代のなかばくらいだと思います。す〜〜〜っごい美人です。うっかり見とれててバックミラーに意識がいったら、事故っちゃうぞと思わせるほど綺麗な人でした。

そして性格の明るい、気さくで素敵な女性でした。西日本を旅しているとのことで、京都、奈良、大阪等を経て、これから四国や尾道に行く予定だとか。ニーナは英語は話せますが、日本語は無理です。何とか聞き取れても、私たちの英語力では言いたいことが上手く伝えられません。でも運転に集中する私に代わって、妻がいろいろと聞き出してくれました。

この日はいくつも選択肢がありましたが、ひとつ違えばあり得なかった出会いです。事故渋滞もそのひとつですよね。時間もあったので、できる限りのことをしたいと思いました。これだけでもドヒャ〜!な出来事なのですが、妻が今夜はどこに泊まるつもりかと尋ねた答えを聞いて、さらにドヒャ〜〜!でした。

何と、今日中に四国の徳島に行きたいとのこと。

神戸までは連れていけますが、その後四国に行くのは大変です。神戸市内では難しいですから、垂水方面まで行くかどうか迷いました。そこで妻と相談した結果、徳島まで送っていくことに決めたのです〜〜〜〜!ドヒャ〜〜〜!

そう決めた時点で午後4時。名神高速の終点である西宮でカーナビに徳島駅を登録すると、到着予想は午後6時を過ぎます。トンボ帰りしたとしてもレンタカーの返却期限である午後8時が微妙……。しかし迷っている時間はありません。エイや!という気持ちで車を走らせました。

車の中では終始楽しい雰囲気でした。ニーナは北海道のニセコで4ヶ月ほど働いていたことがあるそうです。でも日本語は覚えられなかったとのこと。なぜなら冬のニセコは彼女いわく「小さなオーストラリア」と言うほど、オーストラリアの人でいっぱいだそうです。ニーナのボーイフレンドもオーストラリアの人だと言っていましたから、ニセコで出会ったのかもしれませんね。

ドイツのケルンで、ニーナが生まれ育った家をグーグルマップの航空写真で見せてもらいました。私と妻の出会いを話したり、猫を飼っている話もしました。ニーナはうどんやラーメンが好きだとのことで、大阪ではたこ焼きも食べたそうです。そして徳島の目的は四国のうどんとのこと。

途中、鳴門のうず潮を見せてあげたかったのですが、高速道路を降りていたら時間がありません。とにかく徳島を目指しました。そして四国に上陸したのです!

午前中に福井県にいたのに、夕方には四国にいる私たち夫婦。ドヒャ〜〜!な旅ですよね。

徳島市内に入ると夕方のラッシュで渋滞していました。そして徳島駅に着いて、うどん屋を探してあげることに。私は車を離れることができませんから、妻が走り回って見つけてくれました。待っている間、私のスマホをニーナに貸してあげて、彼女は宿や今後のルートを検索していました。日本はフリーのWi-Fiが少ないですから、もっと整備してほしいですね。

できる限り費用のかからないホテルも、妻が聞き出してくれました。そしてうどん屋さんの前で別れようとするとニーナが悲しそうな顔をします。

どうやらうどんを私たちにご馳走して、ヒッチハイクのお礼がしたかったようです。でもその時点で午後6時を過ぎています。私たちは事情を話して、残念そうな顔をするニーナとハグして別れました。今日は四国の松山に行く予定らしく、今頃は道後温泉を楽しんでいるかもしれませんね。

そしてダッシュで神戸に戻りました。妻はいろいろ検索するのに車の中でスマホを見ていたので、普段は絶対にならない車酔いです。でも何とか我慢して、神戸まで帰ってきてくれました。ガソリンを満タンにしてレンタカー店に着いたのが、午後7時50分。もうヘトヘトでした。ちなみに走行距離は560Kmを超えていました。神戸から東京まで行けますね。

車を12時間借りて、私と妻は11時間を車で過ごしていた計算になります。いくら運転が好きな私でも、さすがに疲れました。せっかく日本が大好きだと言ってくれているニーナに怪我させてはいけませんからね。いつもよりさらに慎重な運転をしたので、緊張度はピーク。車を返却して午前11時以来初めて、ファミレスで食べ物を口に入れました。

でもとても楽しかったです。妻とも話していましたが、このヒッチハイクの旅は私たちがニーナに親切にしてあげたのではなく、私たち夫婦が素晴らしい機会をニーナから与えてもらったのだと思います。だからニーナに対する感謝の気持ちでいっぱいです。

こんなことをしたいと思っても、できる経験ではありませんものね。私たちだって、将来海外旅行に行った時、どんなことで助けを求めることがあるかもしれません。そう思えば、彼女の役に少しでも立つことができたのなら光栄です。

予定していた重い物の買い物やノンビリとして夕食はできませんでしたが、言葉で言い表せない幸せな気分でした。冬のような寒い夜道を妻と歩きながら、今日の出来事は一生忘れないだろうね、と言い合っていました。

人と人との出会いは不思議です。私たち夫婦とドイツのニーナは、きっと過去生のどこかで出会ったことがあるのでしょうね。そんなことを感じました。そういえば我が家のミューナとニーナ。どことなく似た名前ですね〜!

『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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