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高羽そらさんインタビュー

子を想う親の心に涙

全国的に不安定な天気が続いています。それでも夕方になって、神戸の空はようやく落ち着いてきたようです。午後に少し細かい雨が降りましたが、それ以外は青空を見ることができました。明日には気温が上がりそうですし、春の陽気が戻ってくるかもしれませんね。

ニュースを見ていると、話題の中心は広島空港でのアシアナ航空の事故。あまり真剣に見ていないので詳細は分かりませんが、怪我人が大勢出ているので大変な事故だったようです。

普段はあまりこうしたニュースを気にしません。でもアシアナ航空に反応してしまいました。3年前に妻とソウルに行った時、往復に利用した航空会社だったからです。やっぱり利用したことのある飛行機だと、ついつい関心を持ってしまいますね。

アシアナ航空の思い出と言えば機内食です。関空から韓国の仁川空港までたいした時間はかかりませんから、機内食は軽食程度だと思っていました。そこで行きの搭乗前に食事を済ませたのですが、それとほぼ同じメニューが機内食で登場。

よしそれでは帰りは気をつけようと思い、最初から軽食にして乗り込みました。ところがこれまた食べたばかりの軽食と同じメニューが……。結局行きも帰りも、搭乗前と搭乗後に同じものを食べることに。こうなると相性がいいのか悪いのか判断しかねますね〜〜expression/eps_coldsweats01.gif

それにしても仁川空港は素晴らしい空港でした。残念ですけれど、関空なんて手も足も出ないと感じました。欧米の旅行者がアジアに立ち寄る時、ハブ空港として利用されているのがよく分かります。グローバル化はどんどん加速しています。ちょっと日本が心配になりますね。

さて、先ほど読了した本です。

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『カッコウの卵は誰のもの』東野圭吾 著という本です。

いや〜泣きました。子を想う親の心に、私の涙腺がグラグラと揺さぶられた作品です。私が今まで読んだ東野作品は、推理小説が中心です。だから登場人物の中心に必ずと言っていいほど警察関係者が関わってきました。

この作品もある事件が関わってくるので警察が登場しますが、完全に脇役です。さらに極悪非道の悪人はひとりも登場しません。事件には主に3人の親が絡みますが、その誰もが自分の子供のことを思っての行動なのです。今まで読んだ東野作品で、最も私の心に響いた作品です。

主人公は緋田宏昌という、スキーアルペン競技の元オリンピック代表です。風美という高校を卒業したばかりの娘はその血を受け継いだのか、天才的なスキーの才能を開花させています。未来のメダリストになるのは確実な逸材でした。

そのことに興味を持った柚木という研究者は、風美が所属する会社の一員としてDNA検査を求めます。Fパターンというスキー選手に欠かせないDNAを持つ風美の遺伝子が、父から受け継がれたものかどうかを確かめたかったからです。しかし父の宏昌は検査を拒否します。なぜなら風美が実の娘でないことを知っていたからです。

宏昌の妻が妊娠・出産をした頃、彼はヨーロッパへ遠征に行っていました。無事に娘が生まれた知らせを受けて喜びます。しかし日本に戻ると妻の様子は変で、娘が2歳の頃に自殺してしまいます。妻が隠し持っていたものの中に、ある病院から赤ん坊が盗まれたという記事がありました。気になった宏昌が妻の通っていた病院を調べると、出産どころが流産していたことがわかりました。つまり妻は他人の子供を盗んだのでは、と疑っていたのです。

そのことを裏付けるように、風美が間もなくW杯でデビューしようとする頃、子供を盗まれた父親が宏昌に接触してきます。新聞記事の被害者の名前を覚えていた宏昌は驚きます。そしてある女性のDNAと風美との間に血縁がないかを調べるよう、依頼されることになるのです。

さらに風美をターゲットにした脅迫状が会社に届くようになります。W杯に出場するな、という脅迫です。素性を隠して風美に接触した実の父は、風美が乗るはずだったシャトルバスに乗って事故に遭い、やがて死亡します。そのバスは事故になるよう細工されていたのです。

ここから宏昌の葛藤が始まります。物語が進んで様々な事実が明らかになるにつれて、真実を娘に告げるかどうか悩みます。その結果、宏昌は全てを娘に話すことを決意するのです。ところが……。

そんな簡単な話ではありませんでした。風美の本当の母親とは? そして風美が生まれた時に、いったい何があったのか? そんな私の予想は、いい意味で完璧に裏切られることになりました。気になる方は是非読んでみてください。私はまだこの物語の余韻に浸っています!

『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。

『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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