情報の受け取り方
もう〜、どんだけ降るねん！
と愚痴を言いたくなるほどの雨です。午後に少し小康状態になりましたが、夕方にはまたまた本降り。
今日はかさ高い買い物がありまして、雨が小降りになることを願っていました。行き道はその願いが通じたのですが、帰りは悲惨……。
目の前が見えないほどの大雨で、おまけに強い風まで吹いてきました。スーパーのエスカレーターで傘を落として傘の骨が変形するし、靴もズボンもびしょ濡れで重くて歩きにくい。おまけに壊れた傘が雨漏りをする始末。午前中の買い物はまるで難行苦行で、かつ艱難辛苦。自宅に戻ったら疲労困憊で、荷物は雨に濡れて支離滅裂。波乱万丈の１日でした〜〜！
そんな大変な買い物でしたが、この写真のような若葉の楠を見るだけで元気がもらえます。植物はこの暖かい雨を喜んでいるように感じます。今日は暦では穀雨とのこと。まさしく生命を育む雨なのかもしれませんね。
さて話は変わりますが、今日は情報の受け取り方について考えていました。ネット社会となり、大量の情報が猛スピードで流れ込んできます。自分にとって必要な情報を取捨選択することは大切ですが、それをどのように受け取るかということは、さらに大切なことだと思います。
午後３時頃に私はいつもコーヒーを淹れます。妻は紅茶なのですが、いつもと違った淹れ方をしています。どうしたのかと訊いてみると、ネットで美味しい淹れ方を見たそうです。それで本当にそうなのか実験してみているとのこと。
私は「さすが！」と妻に言いました。何でもないようなことですが、こうしたことはとても大切なのです。こうした紅茶の淹れ方だけではなく、社会情勢や精神世界の話題等、新しい情報に接することがあります。私が最も注意しているのは、そうした情報を鵜呑みにしないこと！
ところがそれと全く同じ理由で注意するべきは、情報を確かめもせずに否定することです。鵜呑みをすることと即座に否定することは、どちらも同じ行為だということです。それは自分で考えたり試したりすることなく、完全に思考停止している状態です。
私のFacebookの友人が、今日ある記事にコメントを入れておられました。WHOが抗ガン剤の使用を禁止したという記事でした。ところがその方は実際にその情報源を調べようと時間を割かれ、そう明言されている元記事がわからないとコメントされていました。私はそのコメントを見ていて、素晴らしいなぁと感じていました。
自分が支持している意見をネットで見た時、「ほら、やっぱりそうやん！」と無条件に受け入れてしまいがちです。反対する内容でも同じですね。でもそうした情報に接した時、一度立ち止まって冷静に考えてみる。実際に調べてみたり、家庭でやれることならやってみる。そのうえで自分なりの結論を出すべきだと思います。これはガイドと会話したり、チャネリングをする時も同じです。
どうしてもすぐに検証できない内容なら、それが明確になるまで保留しておくという心構えが必要なのかもしれません。ついつい人間は白黒をつけようとします。そして十分に検証されていない情報が、まことしやかにネットで拡散されることはよくあります。多くの情報に接することは大切ですが、それをどのように受け取るかということを忘れないようにしたいですね。いつもそう思っていますが、今日はあらためて勉強させてもらいました。
ところで情報の伝わり方で思い出しましたが、京都の祇園町の情報ネットワークは恐るべしです。ネットではありません。人から人に伝わる伝言ゲームのようなものです。私が祇園に在職中、有名な「一力亭」というお茶屋の社長さんと夜遊びしていました。食事をしたあと、二人でカラオケボックスに行きました。
絶対にカラオケセットの演奏を停止させない、という遊びをやりました。つまり交代で途切れなく歌いまくるのです。午前０時過ぎにカラオケボックスに入店して、午前４時頃まで歌い続けました。その後タクシーで帰って、ろくに眠ることなく私は出勤。
午前９時頃に寝不足で祇園町を歩いていますと、あるお茶屋の女将さんに声をかけられました。
「今朝はカラオケで朝まで遊んでおいやしたんどすね〜！」
何で知ってんの？とビックリ！ その日の午後にも芸妓さんの一人から同じことを言われました。それもどこのカラオケボックスに行ったかまで知られています。何たるネットワーク！ ネットも顔負けの情報拡散ですよね〜〜！
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