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高羽そらさんインタビュー

伸び縮みする物差し

何度もカレンダーを見直すのですが、やっぱり5月です。どうよ、この暑さ。

 

昨日までは午後3時頃にホットコーヒーを淹れていました。が、今日は濃いめのコーヒーを淹れて氷を投入。今年初めてのアイスコーヒーにしました。

 

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でも散歩中にこんなイチゴを見つけると、夏はまだ先だと感じます。ちなみにこのイチゴはイタリアンレストランのお店で植えられていたのですが、もしかしたら料理に使うのでしょうかね?

 

最近気になることがあります。小学生くらいの子供がいる母親の世代で、虫に対して異常な反応をされる方をよく見かけます。我が家のマンションは六甲山が近いですから、夏が近づくといろいろな虫が集まってきます。子供たちが喜ぶ虫も飛んできますが、当然ながらカメムシや蛾などの、あまり好かれていない虫もやってきます。

 

たまにマンションの廊下で叫び声がします。何か事件があったのかと思うほどです。驚いて廊下に出ると、2〜3匹の蛾が飛んでいるだけだったりします。先日もマンションに続く坂道を歩いているとき、母親と小学生の男の子の二人連れとすれ違いました。

 

その直後、聞いたことのないような絶叫が聞こえました。通り魔にでも襲われたのかと思いました。よく見ると小さな青虫が一匹、母親の日傘に落ちただけです。「何で私を助けてくれないの〜〜〜!」と母親は子供に逆ギレ。あまりの出来事に、私も妻も呆然としていました。

 

私が子供の頃は周囲に田畑があり、虫たちは大切な友達でした。日常的に触れていたのですよね。蛙や蛇だって手でつかんでいました。現代の若いお母さん世代に比べたら、野生児のような暮らしだったのでしょう。やはり子供の頃に虫に触れる機会が少ないと、異様な拒絶反応を起こすのかもしれません。と言うことは今の子供たちが大人になると、親と同じように虫が苦手になる人が多いのかもしれませんね。

 

こうした虫一匹についても人間の反応は大きく違います。全く同じ出来事でも、人それぞれによって感じることが違います。それはその人しからわからないことなのでしょう。例えば選択肢があって何かを決断する必要があるとき、その基準となる物差しは人それぞれです。

 

金儲けができるかどうか。社会的地位を得られるかどうか。会社で出世できるかどうか等、同じ状況でもその人の物差しによって選ぶ結果は違ってくるでしょう。でも共通して言えることがあります。それは自分にとって有益かどうかということです。言葉は悪いですが、損得勘定と言ってもいいと思います。

 

言葉の使い方はどうであれ、人間は自分にとって得か損かで選択します。私だって損するより得なほうがいいです。ところが大きな問題があります。

 

何が得で、何が損だと、あなたは言い切れますか?

 

私には無理です。得だと思って選択したことが、後に損だったと感じることがあります。その逆もまた然りです。人生という長い時間軸で考えたとき、その選択が損か得かは、判定した瞬間だけのものでしかないことが分かります。人生は「無常」なのです。

 

だから何かを判断する物差しにこだわっていると、選択することに振り回されてしまいます。なぜならその物差しが伸び縮みするからです。自分にとっての損得を判定する物差しは、常に変化しています。同じ状況に出会った時、1年前と現在と全く違う判定をすることがあります。絶対的な測定をできる物差しなど、存在しないということですね。

 

では何を基準にして選択するのか? 物差しなしでどうして判断するのか?

 

私の場合は二つあります。

 

その一つは、選択によって関わる人間関係です。この人と仕事をしたい、この人と何かを分かち合いたい。そう思える人との関わりを選びます。もちろんそれは直感です。理屈ではありません。損であると理性の声が言ったとしても、この人と仕事をしたいという気持ちを優先します。

 

もう一つは、自分が夢中になれるかどうかです。熱狂できるかどうかです。時間を忘れて没頭できる、と感じられることを選択します。これまた直感です。自分にとって有利だと理性の声がいっても、熱狂できないと感じることは選択しません。

 

この人と関わっていきたい、そして常に熱狂していたい。私は常にそう思って選択をしています。これは損得の価値判断では決断できないものです。冷静に考えたら不利だと理性が伝えてきても、直感を優先します。伸び縮みする物差しなんて、私には必要ありません。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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