体外離脱の世界から学べること
昨日は寒いくらいの気温でして、久しぶりにぐっすり眠れたように思います。今日も太陽が出て青空が広がっていますが、窓を開けていると肌寒く感じるほどの気温です。梅雨の晴れ間ですね。過ごしやすい気候なので、ミューナも絶好調です!
昨晩Instagramでもアップした写真です。ミューナが乗っているのは、我が家の薄型テレビの上。私がシャワーを浴びている時に妻が撮影した写真です。
京都でブラウン管テレビだった時は、温かいのでテレビの上でよく眠っていました。でも薄くなっても、同じように乗ろうとします。どうです、このドヤ顔!
でも見習いたいと感じる部分もあります。わずかでも可能性があれば、果敢に挑戦する姿は学ぶべきかも。しかし何がしたかったのか……。本当にアホな猫です
どんなことからでも学ぶという姿勢は大切です。何気ない猫の行動でも、何かを学ぶことができます。自分が経験したことから、何が学べるかを考察してみることは有意義だと思います。
例えば体外離脱や明晰夢の経験をすると、その世界が持つ必然性から学ぶことがあります。その必然性とは長時間その世界に滞在できない、ということです。
体外離脱や明晰夢での意識の主体は、現実世界の自分です。ところが体験しているのは全く違う世界。その矛盾によって、どうしても長時間の滞在が困難になってきます。慣れないうちは、すぐに身体に戻ってしまったり、明晰夢から覚めてしまいます。
ですから長時間の滞在を成功させるために、いろいろな方法を試してみました。簡単な方法ですと、目の前の物を見て意識を集中させることです。私の場合はその世界がぼやけてくると、自分の両手のひらを見つめます。そうすると視界が明瞭になってきて、再び探索することができます。
あるいはその世界の物に触れることも効果があります。ソファでも木でもいいですから、目の前にある物に触れることでその世界が安定します。ちょっとしたしぐさを利用することで、滞在時間を延長させることができます。そうした経験をまとめると、共通した要素が導かれてきます。
それは、「感情的にならない」ということです。
何かに驚いたり、喜んだり、怒ったりして、感情が激しく動くと、どれだけ頑張ってもこの世界に引き戻されてしまいます。感情的になってしまうと、どれだけ踏ん張ってもその世界に滞在することができません。
映画を観るようにその世界を客観的に体験することが、長時間滞在するためのコツなのです。つまり、感情的になると体外離脱や明晰夢の世界の「自分」でいられなくなる、ということです。これを要約しますと、
「感情的になると、我を忘れる」です。
もうお分りですね。これが現実世界でも同じだということを。
心穏やかに過ごしている時はいいですが、悲しんだり、怒りを感じたり、憎しみを持ったりして感情的になると、我を忘れてしまいます。普段の落ち着いた自分がどこかに消えてしまうのです。まるで体外離脱や明晰夢の世界から消えてしまうように。
その勢いで誰かに対して暴言を吐いたり、殴りかかったり、怒りのメールを送信したりするわけです。そして散々自分を見失って興奮した後、気持ちが落ち着くと愕然とします。我を忘れて何ということをしてしまったのかと……。
私は気の短い人間でしたから、10代や20代の頃は恥ずかしくなるような経験をしています。理不尽な態度が許せなくて、職場の上司に食ってかかったことは一度や二度ではありません。まさしく「感情的になると、我を忘れる」ですね。
客観的な視点を持つことで、心穏やかにいることができます。それは体外離脱の世界でも現実世界でも同じです。しかしそれは起きる物事に対して無関心でいることではありません。積極的に出来事に関わっていくことです。しっかりと中心に自分を置いて、無意識にならないことです。人間が無意識に行動する時、間違いなく我を忘れています。
非物質の世界でいろいろ神秘的な体験をすることはあるでしょうが、その世界の特質を知るだけでも学びがあります。それは知識ではなく、体験として身につくものです。どんなことでも学べるということを、猫たちが実践してくれていますね〜!
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