真夏の我慢大会が終了！
ついに神戸も本格的な暑さがやってきました。爽やかな風に助けられていたのですが、ここ数日は無風の時が多くなりました。さすがに寝苦しい夜が続いています。
自宅マンションの百日紅です。まだ若い木ですが、可憐な花を毎年見せてくれます。イメージ的には女性ですね。きっと彼女は、この暑さを満喫しているのでしょう。
さて昨晩まで、ここ数日我慢大会をしていました。本当は我慢大会ではないのですが、そうとしか思えない状況だったのです。
iPhoneのイヤホンが故障したので、仕方なくヘッドホンで音楽を聴いていました。眠る前に音楽を聴くのが私の楽しみです。ところがここ数日の暑さですから、ヘッドホンはとても辛い。寝苦しいほどの暑さなのに、あんなでかい物で耳をおおってしまうのですからね。
確かに音はいいです。周囲の音も拾いませんから、音楽に集中できます。でも暑い。
さらにヘッドホンは寝返りできません。少しでも体の向きをかえると、ヘッドホンがずれてしまいます。つまり暑さに耐えながら、同じ姿勢で動かずに過ごすのです。もうこれは、我慢大会としか言えない大変な状況でした。しかし……。
Amazonで注文していた、iPhone純正のイヤホンが到着しました〜〜！
先ほどヘッドホンの音質がいいと書きましたが、実はこのイヤホンはかなり優れものなのです。古い時代のイヤホンとは、全く性能が違います。音楽を楽しむことに関して十分な音質だと、私は思っています。さらに外部の音をうまく拾ってくれるので、外を歩く時も比較的安全です。さっそく試し聴きしましたが、以前通りに文句なしの性能でした。
これで今夜から我慢大会をする必要がなくなりました。ゴロゴロ寝返りしながら、音楽を楽しむことができます。汗をかくのも、すこしはマシになるでしょう。真夏の我慢大会、終了で〜〜す！
さて、先ほど読了した本です。
『クロエとエンゾー』辻仁成 著という本です。
辻さんの作品を読むのは３冊目ですが、全て共通しているテーマがあります。それは「愛」ですね。
この小説、本当に素晴らしい作品です。そしてやっぱり泣いてしまいました。ただ、この短いブログでその内容を説明するのが難しい物語です。官能的なシーンが多いのですが、同時にこれ以上ないというくらいピュアな愛が描かれています。究極的に純粋な愛なのです。
さらに物語に複数の小説が登場してきます。作家が主要登場人物なので、そうした構成になっています。どこまでが小説中の物語なのか、どこまでが小説中の現実なのか、読者が心を迷わせます。それが意図されているとわかっていても、わざとその術中にはまってしまいたくなります。
そして最後に、もっと驚く展開が待っています。もしかしたら、物語の全てがクロエとエンゾーの空想の世界だったのでは……。そんなことを感じさせるエンディングなのです。
私がいつか行きたいと思っている場所に、ギリシャのサントリーニ島があります。この小説では、ラスト近くで主要舞台になります。テレビで何度も見ている場所ですから、小説を読んていてもリアルに景色を感じることができました。ますます、行きたくなりました。
３作目で、完璧に辻ワールドにハマってしまいました。当分、追っかけが続きそうです！
『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。
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