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高羽そらさんインタビュー

死と向き合った男に惚れた

昨晩の夜半過ぎに台風の余波で大雨が降った神戸です。雨音があまりにうるさいのでiPhoneで音楽を聴いて眠ろうとしましたが、ヘビメタの音量にも負けない豪雨でした。おかげで、ちょっぴり寝不足の今日です。

 

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昨日の散歩中に出会った花です。台風の強風に激しく揺られながらも、美しい姿を見せてくれました。

 

台風の風が冷気を運んでくれましたので、朝から秋のような涼しさです。1ヶ月ほど前に始まった酷暑が、もうはるか遠い昔の出来事のように思えます。

 

涼しいので仕事がはかどりますから、時間を有効に使うことができています。いつも週遅れになっている大河ドラマを、午後から見ることができました。ちょうど高杉晋作が大活躍する場面が続きますので、ここ数週はオンエアーをとても楽しみにしています。

 

高杉晋作という人物は、それなりに知っています。幕末の歴史に興味を持つようになったきっかけは坂本龍馬ですが、当然ながら同時代の人間として高杉晋作は欠かせません。二人とも役職というものに縛られることを嫌う自由人であることが共通しています。

 

でも最近は坂本龍馬よりも高杉晋作のほうに興味津々。その理由は大河ドラマで高杉晋作の役を演じている、高良健吾さんという俳優さんが気に入ってしまったからです。いい目をしていますね。とても魅力的な俳優さんです。ということで高杉晋作をもっと知ろうと思い、その第一弾の本を昨晩読了しました。

 

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『梅の花咲く 決断の人・高杉晋作』田中秀征 著という本です。

 

とりあえず図書館で検索して、何も考えずに借りた本です。著者の写真を見て、見たことのある顔だと思いました。プロフィールを見れば政治家とのこと。

 

なるほど、と納得したのは、小説としてはイマイチだったからです。偉そうなことを言ってすみません。でも高杉晋作の入門書としては、とても素晴らしい小説でした。当時の長州藩の情勢が詳しく書かれていますし、二つに割れた藩論を統一しようと、わずか80名の兵で決起する終盤の人生を詳しく知ることができました。

 

高杉晋作を中心とした維新史を見たことがなかったので、結局はちょうどいい本を選んだと思っています。著者自身が肺結核を患った経験をお持ちで、あとがきにもそのことについて触れておられました。全身に疲労感を感じる病気だそうで、長期間に亘って苦痛を感じるそうです。

 

幕末当時は不治の病ですから、高杉晋作が発病したことを知ってから亡くなるまでは、かなり長い期間があったであろう、と著者が推定されていました。つまり高杉晋作は常に死と向き合っていたことになります。

 

師である吉田松陰が獄死しても、同士であった久坂玄瑞が討ち死にしても、まだ自分の出番ではない、と情勢を見ていた高杉です。しかし同時に、自分に時間がないことも知っていたはずです。亡くなる数年前の鬼気迫る行動は、死と向き合いながらも自分のやるべきことが見えていたから成し得たことでしょう。この小説を読んで、私はますます高杉晋作に惚れました。

 

亡くなったのが1867年4月14日。その後わずか半年あまりで、幕府は大政奉還をしています。同じ年の11月に暗殺された坂本龍馬でさえ、大政奉還の瞬間を見届けることはできました。でも高杉は道半ばで逝ってしまったわけです。

 

著者はその高杉を梅にたとえています。梅は寒風にさらされながら、他の春の花に先駆けて咲きます。そうすることで冬の終わりを告げる。そして春の到来を告げるや否や、何のためらいもなく散っていきます。そして本格的な春が訪れた時、梅は一輪の花でさえ残していません。高杉晋作の人生を象徴していますね。

 

続いて他の本も予約しました。いつも通りの読書を続けながらも、しばらくは高杉晋作の追っかけをしようと思っています。

 

『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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