半径５メートルの野望
関東は最高気温が20度台のようですが、関西はまだまだ夏が踏ん張っています。大阪や神戸は今日も30度を超えていると思います。カッと太陽が照り出すと、それに応えるように蝉が鳴き声を聞かせてくれます。もうちょっと蝉に頑張ってもらって、夏を楽しませて欲しいです。
昨日の散歩中の写真ですが、夏を象徴する百日紅もまだ元気な姿を見せてくれています。朝晩の涼しさに感謝しながらも、昼間は行く夏を惜しんでいます。
さて、昨晩読了した本です。と〜〜っても元気の出る本でした！
『半径５メートルの野望』はあちゅう（伊藤春香）著という本です。
私がはあちゅうさんを知ったのは、堀江貴文さんのコンテンツを通じてです。私の半分くらいの年齢ですが、思いついたことをどんどん行動に移していくガッツのある女性です。大学生の時には、無料で世界一周をされた経験を持たれています。企画書を作成して、25社以上のスポンサーを動かしたとのこと。旅先での課題を条件にして、タダで世界一周をされたツワモノです。
Twitterをフォローさせていただいていますが、その視点の鋭さに感心したり、笑い転げたりしています。様々なテレビ番組に出演されたり、雑誌の連載等をされています。最近会社を退職してフリーランスになられたようで、この新刊本を読みたいと思っていました。
印象的なタイトルですね。あるテレビ番組で、同世代の人たちが自分の身の回りの「半径５メートル」圏内の日常にしか興味がないこと、そうだとしても、自らその小さな世界を充実させていくことこそが大事だと思う、と発言されたのが、このタイトルのきっかけだそうです。
そして SNSが広がった今の時代だからこそ、隣の人の半径５メートルと自分の半径５メートルを融合させていくことで、その世界は無限大に広がって行くことができる、と考えられています。私も全くそのように思います。
この本を読んで、印象的だった言葉を紹介させていただきます。
人気ブロガーとしても有名で、初めての出版はブログが書籍化されたものだったそうです。店頭に並んだ自分の本を初めて見た時、『まるで他人事のような感覚で、夢というのは、こんなにもあっけなく叶うものなのだと、拍子抜けしたくらいです』と書かれています。この気持ち、私もよくわかります。
そしてそれはどれだけ炎上しようとも、ブログを書き続けてきたことによって叶った夢とのこと。目の前のことに打ち込むことが、何より大切だとして、『結局、今この瞬間を真剣に生きる以外に、夢へのファストパスはないのだと思い知ったのです』と記されています。
こんな素敵な文章もありました。
『今この瞬間の自分には、未来も過去もコントロールできないのです。だから「暇になったらやろう」とか「いつかやろう」と思っている人の夢は一生叶いません。今を変えられる力のない人が、未来を変えられるわけがないのです。夢を叶えている人はみんな、「今」を変えるから、「未来」を変えることができるのです。未来の自分に現実離れした期待を抱くことをやめて、今この瞬間の自分に無理やりやらせる。「できなさそうだな」ではなくて「どうすればできるか」を考える。それが自分の日常の半径５メートルの景色を変えることにつながります』
しびれる文章ですね！ まさに私が普段から考えていることです。人生には、「今、ここ」しかないのです。
そんなはあちゅうさんですが、決していつも順風満帆ではありません。毎日、絶望と希望を行き来して生きておられるそうです。
『でもそれが人生なんだな—という感覚が掴めてきました。20代後半にして、やっと「100%の満ち足りた、まん丸いお月様みたいな幸せなんてない」とわかりました。いつだって、上を見ればキリがなく、下を見ている暇はなく、足りないピースを探し続けて、そのピースを埋める旅。それが人生なんだなと』
20代でこんなことを考えておられるなんて、私の20代を思い出すと恥ずかしくなります。この他にも多くの素敵な言葉が詰め込まれた素晴らしい本です。自分の夢を叶えたい人。野望を持っている人。そして人生を輝かせたいと思っている人。この本を読めば、新しいヒントが見つかると思います。私もこの本を読んで、めちゃくちゃ気合が入りました。お勧めですよ〜〜！
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