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高羽そらさんインタビュー

夢はメッセージの宝庫

雲は多いですが、昨日と違って雨は降っていません。涼しくてとても過ごしやすい今日の神戸でした。

 

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昨日の散歩中に見かけた花です。どことなく秋の気配がしますね。今日は1日引きこもって、楽しみながらも分単位で予定を消化していました。

 

さて、先日このブログのコメントで質問をいただきました。明晰夢を経験されている方ですが、最近は見ることができなくなったとのこと。何かアドバイスをいただけませんか、という質問でした。

 

私の返答は、そういう時期は普通の夢に注目されてはどうですか、というものでした。夢を大別すると、夢だと気づかない普通の夢と、夢だと気づいている明晰夢の二つになると思います。それら二つの夢は、私は呼吸と同じものだと思っています。

 

夢は普段の自分が意識していなかったり、気づいていないこと。あるいは潜在意識の奥深くに閉じ込めたものを見せてくれる世界です。明晰夢というのは、顕在意識から潜在意識への働きかけ。そして通常の夢は、潜在意識から顕在意識への働きかけ。そう思っています。方向性が違うだけで、呼吸のようなものだと思うのです。

 

息を吸ってばかりではダメで、吐かなくてはいけません。その逆も同じですね。明晰夢によって意識的に潜在意識へ働きかけることができます。そうすることで思い込みや執着を手放すことができます。しかし通常の夢は、顕在意識が気づいていない思い込みや執着を教えてくれるのです。それらの両輪がバランスよく動くことで、本当の自分を思い出していくのでしょう。

 

昨晩は明晰夢ではなく、私の潜在意識が顕在意識に働きかけてくれた夢を見ました。私にとっては有意義な夢でしたので、こうした例として紹介したいと思います。

 

その夢は、殺される、という恐怖に直面する夢でした。ちなみにこの夢に、現実での知人は一人も出てきません。面白いですね。それは意味があると思っています。数人の著名人が登場しましたが、彼らは私の古くからの友人である、とその夢では認識しています。

 

友人の一人が、暴力団に付きまとわれていました。それで私はその友人をかばいました。ちょっとした逆襲を試みたのです。そのことで暴力団から恨みを買い、一週間後に私を殺す、と宣告されます。現実なら恐喝事件として警察に通報しますが、夢ではそんなこと思いもしません。ただ怯えていました。

 

夢だと気がついていませんから、本当に怖い。「今日が最後の日」と思って生きるのが私の顕在意識での信条ですが、それが甘い考えであることを思い知らされます。実際に殺される日が近づくにつれて、どうにかして避けることができないか必死になります。それほど死ぬことが恐ろしいのです。

 

実際に夢を見ているのは数時間のことでしょうが、夢のなかでは一週間が経過します。そしていよいよ明日が殺される日となります。死刑の日取りを告げられた死刑囚と同じです。実際の死刑囚は、その日の朝に執行を知らされるらしいですが……。

 

友人たちが大勢集まって、お別れパーティーを開いてくれました。ホテルのバーラウンジのような場所でして、今でもその店の様子をハッキリ憶えています。現実世界では知らない人ばかりですが、友人として悲しんでくれています。そして別れの言葉を言ってくれるのです。

 

でも私は心のどこかで、誰かが自分を助けてくれないか期待しています。奇跡が起きて死ななくてすむ方法が見つからないか、そればかり考えています。正確に言えば強烈な依存です。だれかに助けてほしい、と叫んでいるのです。

 

でも長い間ケンカして絶縁状態だった友人(もちろん現実では知らない人です)が悲しそうにハグしてくれたとき、自分の死を受け入れました。あれほど自分を憎んでいた人間でさえ、別れを惜しんでくれている。もう殺されることは、避けられない運命だと覚悟したのです。その瞬間、自分の周囲が全て変化したように感じました。

 

最後の最後まで守ろうとしていた『命』を放棄したとたん、逆に私を縛り付けていたものから解放されたように感じたのです。言葉にできないほど爽快で、重い鎖が外されたような気分でした。『私』という人間は明日死ぬけれど、ただそれだけのことだと直感したのです。とても不思議な気持ちでした。

 

現実世界では経験できない、とても深い体験をしたように思います。これは明晰夢ではなく、普通の夢だから可能なことです。明晰夢なら都合の悪いことは変更してしまいますからね。だからこそ、単なる夢であっても大切だと思うのです。明晰夢であれ、普通の夢であれ、夢はメッセージの宝庫なのです。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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