ファニーだけど、魅力的な女性
国会周辺では野党議員に牛歩をするように、との声が出ています。でも遠く離れた神戸に住む私は、夏の間に続けていた牛歩を止めて、久しぶりにしっかりと歩きました。
ここ数ヶ月は買い物の帰りにバスを利用していましたが、今日は涼しいので往復とも歩きました。体力が落ちていないか心配でしたが、意外に大丈夫でした。もちろん汗はかきますが、気持ちのいい汗です。妻も気持ち良く歩けたようで、これならちょっとした山登りも行けそうです。
散歩の途中に出会ったニャンコです。ゴムホースをアゴ置きにしています。猫ってこういう姿をよく見せますね。我が家のミューナは、私の手がアゴ置きになります。
それにしても久しぶりに自宅マンションまでの坂道を歩いて登りましたが、何というきつい勾配。横浜や長崎もそうですが、港町は坂道が多いですね。そうした地域に住んでいる人は、足腰が鍛えらえれます。自宅までの坂道を歩いていると、神戸の有名な北野坂なんて、坂だと思えないくらいですからね。
そんな港町をさっそうと歩いていたら似合うだろうなぁ、という女性の映画を観ました。
『ファニー・ガール』という1968年に公開された、アメリカのミュージカル映画です。
写真を見ればわかりますが、主演はバーブラ・ストライサンドです。ファニー・ブライスという実在したブロードウェイの喜劇女優の半生を描いた作品です。もともとブロードウェイでミュージカルとして舞台で上演されていて、そのときのファニー役も彼女だったとのこと。映画化するにあたって、バーブラがそのままファニー役で抜擢されたようです。
この映画でアカデミー主演女優賞を受賞しているのですね。知りませんでした。代表作である『追憶』は何度も見ていますが、この作品は全く観たことがありませんでした。たまたまBSで放送していたので録画しましたが、こんなに素敵な映画だとは思いませんでした。
主人公のファニーという女性は、とても魅力的な人物です。下町の出身で器量もイマイチなので、美人に対抗してスターになるためには喜劇しかないと判断したようです。それが成功して、あっという間に看板女優となっていきます。実際のファニーの写真を見ましたが、器量が悪いどころか、なかなかの美人でしたよ。
挫折を知らずに有名人になったファニーは、初舞台で自分を評価してくれたニックという男性に恋をします。オマル・シャリフという俳優さんがニックを演じていました。50年前の映画ですが、驚いたことに今年の7月までご存命だったようです。83歳で亡くなっています。
ニックはギャンブラーです。二人は結婚しますが、なんでもトントン拍子に進むファニーと違って、ニックはツキから見放されていきます。挙げ句の果てには詐欺まがいのことに手を出し、刑務所に収監されてしまいます。そんな二人の出会いと別れを描いたミュージカルです。
古い映画でしたが、とても見応えがありました。何と言ってもバーブラの歌唱力が圧倒的です。あの声の美しさと声量は、誰もかなわないですよね。私が生まれる前の1951年に亡くなったファニーですが、こうしてミュージカルや映画になることで、その魅力的な存在が伝えられていくのは素晴らしいと思います。
本名はファニアという名前だったので、「変な」あるいは「面白い」という意味をこめてファニーという芸名にされたのでしょう。『ファニー・ガール』という言葉はニックがファニーに言ったセリフですが、この映画のタイトルにぴったりだと思います。やっぱり私はミュージカル映画が大好きです!
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