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高羽そらさんインタビュー

今日の言葉 10月7日

『無益な追及』

 

私たちの思考は全て、時間に基づいています。私たちの思考は既知であり、既知の産物であり、既知とは時間のプロセスであります。そしてそのような精神を用いて、私たちは不滅であるということはどういうことなのか、時を超越するとはどういうことなのかを見出そうしているのですが、それは無益な追及というものです。

 

明日にではなく実際に直接、真理を見つけたいのなら、私——すなわち「自分」であり、常に蓄積し、奮闘し、記憶によって己を永らえさせている自己——は存続を止めなくてはならないのではありませんか? 生きながら死すことは可能なのではありませんか? いかなる類の強制にもよらず、精神は経験する者とされるものという分離が何もない状態をもたらせるのではありませんか? 経験者、観察者、思考者が存在する限り、必ずや終わりに対する恐怖は存在し、従って死に対する恐怖が存在します。

 

ですから、もし精神がこのようなことを知り尽くし、充分自覚することができ、しかも「そうですね、それは単純なことですね」と言って済まさないのであれば——もし精神が意識のプロセス全体に気づくことができ、継続性と時間の意味全体並びに、時間を用いて時間を超越したもの見出そうとする、この追及の無益さを理解することができるのであれば——、精神がこのようなこと全てに気づくことができるのであれば、その時、死が起こるかもしれません。しかしその死とは、実は時をすっかり超越した創造なのです。

 

〜クリシュナムルティ著『四季の瞑想—クリシュナムルティの一日一話』より〜

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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